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将来の海で活躍する大型UUV(水中無人機)──技術シンポジウム2024

  • 日本の防衛

2024-11-22 21:00

今年も11月12、13日(火・水)に開かれた、防衛装備庁が主催する「技術シンポジウム2024」。注目のパネル展示をご紹介します。

 防衛装備庁の「技術シンポジウム2024」において、艦艇装備研究所は「大型UUV研究の進展〜水中からの挑戦〜」と題した展示を行った。

 艦艇装備研究所の水中対処技術研究部では、特に電波や光が届かない海中において無人機の活躍が広がると考えており、令和元(2019)年から長期運用型の大型UUV(水中無人機、Unmanned Underwater Vehicle)の研究試作を進めてきた。

 今回の展示はその現状を報告するものだ。

写真:編集部(以下同じ)

 このUUVは直径1.8メートルあり、頭部と尾部の間に各種モジュールを組み込むことで、さまざまな任務に対応できるよう設計されている。
 海での試験は昨年から始まっており、現在は長期航走試験を実施中とのこと。

 展示会場には紹介パネルの他に、実海面における試験の映像と、昨年も登場した1/10スケール模型が展示されていた。

 今後の予定として「洋上の警戒監視能力強化のための海洋状況把握モジュールを研究試作中」としており、イラストには、光学カメラや送受信アンテナを取り付けたモジュールを組み込んで任務に臨むUUVが描かれていた。
 また、この隣に展示された「多用途小型ROV」は、いずれ本機のセンサーとして組み込まれるのかもしれない。

(以上)

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