防衛省、特定秘密関連事案などにかかわる懲戒処分等の実施を公表(4月25日)
- 日本の防衛
2025-4-28 17:29
防衛省は令和7(2025)年4月25日(金)13時00分、特定秘密関連事案等について、令和7年4月9日(水)付及び同月25日(金)付で懲戒処分等を実施したことを公表した。
公表内容は下記のとおり。
懲戒処分等の公表について
防衛省における特定秘密関連事案等について、令和7年4月9日付及び同月25日付で懲戒処分等を実施したので、お知らせします。
● 特定秘密の保護に従事する者として、適性評価の実施の有無の確認を怠り、適性評価未実施の隊員を、特定秘密を取り扱う業務に従事させた。
なお、被処分者は、令和6年4月26日に防衛省が特定秘密漏えい事案の懲戒処分について公表した時点においては、懲戒手続中であったところ、今般、必要な手続が完了したことから、処分したものである。
(護衛艦「いなづま」)
3等海佐 40歳代「減給2月1/6」
● 特定秘密の保護に従事する者として、適性評価未実施の隊員を、特定秘密を取り扱う業務に従事させた。
なお、被処分者は、令和6年7月12日に防衛省が特定秘密漏えい事案の懲戒処分について公表した時点においては、懲戒手続中であったところ、今般、必要な手続が完了したことから、処分したものである。
(海上自衛隊大湊造修補給所)
2等海佐 50歳代「減給1月1/6」
● 特定秘密管理者補等として、適性評価未実施の隊員を特定秘密取扱職員に指名するなどした。
なお、令和6年12月27日に防衛省が特定秘密関連事案について公表した時点においては、懲戒手続中であったところ、今般、必要な手続が完了したことから、処分したものである。
訓戒 92名(令和7年4月9日付申渡しの1名を含む。)
注意 6名
口頭注意 11名
● 特定秘密の取扱者等として、機微な業務用データの複製やUSBメモリでデータを送受する際、保全に対する着意等が不十分だった。
なお、令和6年12月27日に防衛省が特定秘密関連事案について公表した時点においては、懲戒手続中であったところ、今般、必要な手続が完了したことから、処分したものである。
口頭注意 3名
※所属は、事案発生当時のものを記載。
(以上)
◎下の[次の記事][前の記事]ボタンで、日本の防衛に関するニュース記事を次々にご覧いただけます。
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 第44回危険業務従事者叙勲 防衛省関係933名の受章者を発表
- 令和7年春の褒章 防衛関係の受章者4名を発表
- 人事発令 8月1日付け、1佐職人事(陸自191名、海自56名、空自34名)
- 1等陸佐の懲戒処分を発表 部下隊員の現金を窃取(4月24日)
- 人事発令 3月24日付け、1佐人事(陸自87名、海自81名、空自86名)