中谷防衛大臣が臨時会見 T-4墜落事案について報告(5月14日)
- 日本の防衛
2025-5-19 10:35
令和7(2025)年5月14日(水)19時02分~19時08分、中谷 元(なかたに・げん)防衛大臣は防衛省A棟1階エントランスにて、T-4墜落事案後の臨時会見を行った。
内容は、以下のとおり。
大臣からの発表事項
本日、小牧基地を離陸し、新田原基地に向かっていた航空自衛隊第5航空団所属のT-4練習機が15時8分頃、愛知県犬山市入鹿池付近でレーダーロストし、墜落をいたしました。当該機には2名が搭乗しておりました。既に航空幕僚監部に事故調査委員会を立ち上げております。国民の皆様に御心配をおかけしていること心からお詫び申し上げます。
現在、航空自衛隊のUH-60、2機、そしてU-125、1機、地上部隊及び陸上自衛隊第10師団の隷下部隊が既に現場に到着をし、警察・消防とともに周辺の捜索を行っております。本事案を受けまして、私から15時40分に3点指示をしました。
第1に、当該自衛隊機の状況の把握と速やかな捜索及び救難の実施、第2に、周辺地域の被害状況の確認、そして第3に、関係自治体への迅速な情報提供、以上3点を指示をいたしました。愛知県、犬山市をはじめとした関係自治体には既に通知をしております。
また、周辺の被害情報としまして、池の水面に油が浮いているという情報がありまして、この回収に向けて対応しているところでございます。また、当該機体の現場付近におきまして、機体の一部が発見をされております。現時点において、同機が墜落した原因等については不明ではありますが、人命の救出に引き続き全力を尽くしてまいります。
今回、関係者の皆様方に大変な御迷惑をおかけしたことを心からお詫びを申し上げます。私からは以上でありますが、後ほど航空幕僚長の方から、また会見をさせていただきます。
記者との質疑応答
T-4練習機に搭乗していた隊員の属性と安否について
記者 :
今回の機体に乗ってらっしゃった隊員の方の属性とですね、安否について教えてください。
大臣 :
現在、捜索中であります。なお、当該機には2名搭乗しておりましたが、階級と氏名の公表につきましては、差し控えさせていただきたいと思います。
記者 :
差し控えるというのは、どういう理由ででしょうか。
大臣 :
現時点において、まだ発見はされておりませんし、また個人情報等の保護の関係もあると思いますので、とりあえず差し控えさせていただきます。
T-4練習機が飛行していた目的について
記者 :
何のために飛行していたのかという理由について教えていただけますでしょうか。
大臣 :
後ほど航空幕僚長が説明します。
T-4に搭乗していた隊員について
記者 :
先ほどの2名なんですけれども、自衛隊員というのはよろしいんでしょうか。
大臣 :
航空自衛隊員。
一部が発見された当該機体について
記者 :
もう1点、一部機体が見つかったということがありましたけれども、これはどのような場所でしょうか。
大臣 :
現在、確認中です。
記者 :
それは当該機の機体だというふうには、もう断定されているんですか。
大臣 :
いや、現在確認中です。
記者 :
そうしますと、まだ墜落した可能性があるという段階だと思っていいんでしょうか。
大臣 :
私は墜落をしたのではないかなと考えております。また、自衛隊の方も墜落をしたというふうに見ておりまして、その辺で捜索、確認をしております。
T-4の今後の運用について
記者 :
もう1点だけすみません、最後、T-4の運用ですが、ここで一旦止めるんでしょうか。
大臣 :
現在、捜索救難活動に全力を挙げて取り組んでいるところでありますので、今後の処置につきましては、現在、検討中でございます。
(以上)
◎下の[次の記事][前の記事]ボタンで、日本の防衛に関するニュース記事を次々にご覧いただけます。
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 日米共同統合演習(指揮所演習)、1月29日から実施予定
- アデン湾海賊対処のP-3C哨戒機 令和7年12月の活動状況
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 《特集》5つの艦種で構成される海自の主力艦 基礎から分かる「護衛艦」概論
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 人事発令 令和7年12月16日付け、将補人事(陸自12名、海自13名、空自13名)
- スカパーJSAT、防衛省の衛星コンステ事業受託のため 新会社「トライサット・コンステレーション」を設立(1月26日)
- 《特集》トヨタ・ランクルが自衛隊の装甲車に? 陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開
- 人事発令 1月26日付け、1佐人事(海自4名)
- 自衛官・防衛省職員らの給与アップ改正案を閣議決定、国会に提出(12月8日)
- 航空自衛隊、令和7年11月における逮捕・送致の実績を公開(1月16日)
- 奄美大島に新たな輸送・補給の拠点を整備へ 九州防衛局が計画を公表(1月18日)
- 《特集》洋上防空の絶対解──E-2D アドバンスト・ホークアイ 前編
- 日米共同統合演習(指揮所演習)、1月29日から実施予定
- 森田空幕長が定例会見 太平洋の防衛、F-35Bの運用、略称「空自」の継続など(1月20日)
- 《特集》5つの艦種で構成される海自の主力艦 基礎から分かる「護衛艦」概論
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 海上自衛隊、米海軍との機雷戦訓練および掃海特別訓練を2月1日~10日に実施予定
- 空自と韓国空軍が1月28日に那覇基地で部隊間交流を予定 ブラックイーグルス来沖
- 【講演録】ノースロップ・グラマン 池田有紀美さん「安全保障を志す学生の皆さんへ」
- 航空自衛隊、令和7年11月における逮捕・送致の実績を公開(1月16日)
- 《特集》ジェット戦闘機の「世代」とは? ──ステルス機は第5世代、今後現れる第6世代
- 自衛官・防衛省職員らの給与アップ改正案を閣議決定、国会に提出(12月8日)
- 《特集》洋上防空の絶対解──E-2D アドバンスト・ホークアイ 前編
- 《解説》陸自オスプレイ「可動率40%」の実情を読み解く
- 統合・陸上・海上・航空の4幕長が年頭の挨拶(2026年1月1日)
- 防衛省職員の給与・手当を改正する政令を公布(12月24日)
- 《解説》令和8年度防衛予算案──金額は小さいが大量に調達する無人アセット
- 人事発令 令和8年1月1日付け、1佐昇任人事(陸自47名、海自13名、空自17名)

