IHIグループが開発したエンジンがCIMAC Congress 2025でCIMAC会長賞を受賞(6月18日)
- 日本の防衛
2025-6-20 09:48
株式会社IHIは、令和7(2024)年6月18日(水)、IHIグループが開発したアンモニアを燃料とするレシプロエンジンが、CIMAC Congress 2025でCIMAC会長賞を受賞したことを発表した。
~日本の企業・学術機関において初受賞の快挙~ IHIグループが開発した、アンモニアを燃料とするエンジンが、CIMAC Congress 2025でCIMAC会長賞を受賞 ~最大で約95%の温室効果ガスを削減するレシプロエンジンを実現~
IHIと、グループ会社の株式会社IHI原動機(以下、IHI原動機)は、5月19日から23日にかけて、スイス チューリッヒで開催された「CIMAC Congress 2025」にて、連名でアンモニア燃料エンジン開発に関する講演を行いました。開発内容および、講演が高く評価され、CIMAC会長賞を受賞しました。これまでに、日本の大学、研究機関、企業がCIMAC会長賞を受賞した例はなく、日本のエンジン業界としても画期的な成果です。
CIMAC(国際燃焼機関会議)は、1951年に設立された世界的な内燃機関(レシプロエンジン、ガスタービン)の研究・開発・製造・使用者に向けた会議で、3年毎に世界各地で学術講演会が開催されます。今回は、200件を超える発表が行われました。
地球温暖化対策として、重油を使用しているエンジンにおいても、カーボンフリー燃料への転換が検討されており、燃やしてもCO2を排出しないアンモニアへの転換が有力候補のひとつとなっています。一方で、アンモニアは重油に比べて燃焼性が低く、燃料転換には技術的課題がありました。
この解決に向けて、IHIとIHI原動機は、2020年度から4ストロークレシプロエンジンでアンモニア燃料を使用するための基礎試験に着手し、RCEM(急速圧縮膨張装置)を用いてアンモニア燃料への着火条件を調査した上で、単気筒試験機を用いてアンモニア燃料の連続燃焼条件を確立しました。
2021年度からはNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金事業「アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発」(*1)としてアンモニア燃料実証船に搭載するエンジン開発に着手し、2023年4月からIHI原動機太田工場にて陸上運転試験を開始しました。2024年2月にエンジン2台を出荷、海上運転による調整を経て、2024年8月に商用利用を前提とした世界初のアンモニア燃料タグボート「魁」が就航し、2024年11月まで横浜港で実証航海を行いました。アンモニア燃料混焼率、およびGHG(地球温暖化ガス)削減率はいずれも90%以上、最大で約95%を達成し、排気中に含まれるアンモニア、およびN2O(亜酸化窒素)濃度は、排気後処理装置後でほぼゼロを達成しております。
IHIグループでは、燃料アンモニアの利活用モデルを普及させる開発に取り組んでいます。カーボンフリー燃料の早期社会実装に向け、さらなる技術革新に取り組み、質の高いインフラ提供によるグローバルな環境負荷の低減に貢献してまいります。
(*1)グリーンイノベーション基金事業「アンモニア燃料国産エンジン搭載船舶の開発」におけるコンソーシアムは、日本郵船株式会社、日本シップヤード株式会社、株式会社ジャパンエンジンコーポレーション、一般財団法人日本海事協会、IHI原動機の5社で構成されております。
(以上)
◎下の[次の記事][前の記事]ボタンで、日本の防衛に関するニュース記事を次々にご覧いただけます。
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 小泉防衛大臣が臨時会見 アデン湾海賊対処、初のP-1部隊の出国を激励(8月9日)
- ノースロップ・グラマンが新たな防空システム「Raid Hunter」発表 50mm機関砲で巡航ミサイルやドローン群を迎撃(8月11日)
- 人事発令 令和8年8月1日・2日・3日付け、1佐職人事(陸自241名、海自20名、空自56名)
- 人事発令 令和8年8月10日付け、1佐人事(海自10名)
- 人事発令 令和8年8月7日付け、指定職人事(27名)
- 林野火災(熊本県宇城市)の災害派遣 陸自ヘリが空中散水15トン、消防に給水49.5トン(8月6日・7日)
- 人事発令 令和8年8月7日付け、書記官人事(20名)
- 人事発令 令和8年8月3日付け、将補人事(陸自20名、海自7名、空自13名)
- 《連載》なぜ北欧はいま安全保障の教科書なのか 〜第5回 サーブ製品と北欧デザイン
- 航空自衛隊がブルーインパルスの2026年度展示飛行スケジュールを更新(5月25日)
- 海上幕僚長が記者会見 護衛艦「ちょうかい」のトマホーク実射試験成功について説明(8月4日)
- 人事発令 令和8年8月7日付け、指定職人事(27名)
- 小泉防衛大臣が臨時会見 アデン湾海賊対処、初のP-1部隊の出国を激励(8月9日)
- 人事発令 令和8年8月5日付け、1佐人事(陸自1名、海自4名、空自4名)
- 人事発令 令和8年8月7日付け、1佐職人事(海自9名、空自1名)
- 「自衛官の処遇改善パンフレット」令和8年度版を一部更新 陸・海・空士の特例退職手当に変更(7月29日)
- 人事発令 令和8年8月10日付け、1佐人事(海自10名)
- 人事発令 令和8年8月1日・2日・3日付け、1佐職人事(陸自241名、海自20名、空自56名)
- 馬毛島の基地建設、8月の工事作業予定などを九州防衛局が公表(8月3日)
- 人事発令 令和8年8月7日付け、書記官人事(20名)
- 自衛隊サイバー防衛隊員2名を懲戒処分 海外出張での私的観光1時間半で戒告(7月15日)
- 人事発令 令和8年8月3日付け、将人事(陸自10名、海自6名、空自2名)
- 人事発令 令和8年8月3日付け、将補人事(陸自20名、海自7名、空自13名)
- 人事発令 令和8年8月1日・2日・3日付け、1佐職人事(陸自241名、海自20名、空自56名)
- 人事発令 令和8年7月25日・27日付け、1佐職人事(陸自17名、海自13名、空自20名)
- 人事発令 令和8年7月24日付け、1佐職人事(海自4名、空自2名)
- 海上幕僚長が記者会見 護衛艦「ちょうかい」のトマホーク実射試験成功について説明(8月4日)
- 人事発令 令和8年7月31日付け、1佐職人事(海自33名、空自2名)
- 人事発令 令和8年8月5日付け、1佐人事(陸自1名、海自4名、空自4名)
- 人事発令 令和8年8月7日付け、指定職人事(27名)



