石破総理大臣がウクライナに関する有志連合オンライン首脳会合に参加(8月17日)
- 日本の防衛
2025-8-20 10:15
外務省は、令和7(2025)年8月17日(日)、石破茂(いしば・しげる)内閣総理大臣のウクライナに関する有志連合オンライン首脳会合への参加について以下のように公表した。
また、同8月18日(月)、首相官邸で発表されたこの会合に関する石破総理大臣の記者会見についてもあわせて掲載する。
石破内閣総理大臣のウクライナに関する有志連合オンライン首脳会合への参加について(結果概要)
8月17日、石破茂内閣総理大臣は、午後10時(日本時間)から英国・フランス・ドイツ政府の主催で開催された「ウクライナに関する有志連合オンライン首脳会合」に出席したところ、概要は以下のとおりです。
1 冒頭、議事進行を務めるマクロン仏大統領から、関係国の連携の観点から、日本を含む欧州以外の各国が参加したことを歓迎する旨の発言がありました。
2 石破総理大臣は、トランプ米国大統領が、ロシアによる侵略の終結と公正かつ永続的な平和の実現に向けて積極的に取り組んでいることを歓迎し、米国による積極的な関与は引き続き極めて重要である旨述べました。
3 また、石破総理大臣は、主権と領土の一体性に関わる問題は極めて重要であり、ウクライナを含める形で議論がなされなければならない、ロシアが前向きに対応することを改めて強く求める旨述べました。
4 さらに、石破総理大臣は、侵略を終結に向かわせる上では、インド太平洋を含む世界の安全保障、国際秩序に禍根を残さないよう、各国と連携して対応していきたい旨述べました。
5 また、石破総理大臣は、我が国は国際社会と連携したウクライナ支援を継続し、ウクライナ、米国、欧州各国のパートナーと緊密に連携しつつ、取り組んでいく旨述べました。
6 本会合では、ウクライナ情勢に関して意見交換が行われ、引き続き、公正かつ永続的な平和の実現に向けて、今後も緊密に連携して取り組んでいくことで一致しました。
ウクライナに関する有志連合オンライン首脳会合等についての会見(抜粋)
(昨晩参加した欧州各国とのウクライナに関する有志会合で、主権と領土の一体性の問題はウクライナが関わる形での議論をすべきという主張をしたが、発言の狙いについて、また、近く予定されるトランプ大統領・ゼレンスキー大統領の会談でどのような議論を期待するか、ロシアによるウクライナ侵略では、北朝鮮の派兵も問題になっているが、ウクライナ停戦をめぐるアジアへの影響について)
昨晩、夜、フランス・イギリス・ドイツ政府、この主催によります「ウクライナに関する有志連合オンライン首脳会合」、これに参加をしたところであります。
主権や領土など、国家の根幹に関わる事項について、これは当事者のウクライナが関わる形で議論が進むということが極めて重要であるということを指摘をいたしました。この認識は、他のおそらく全ての国だったと思いますが、それが共有したものだと。要は、ウクライナが関与する形でなければ、それは駄目だということを申し上げました。
米国時間では18日、日本時間では19日になろうかと思いますが、アメリカ、ウクライナ、ヨーロッパ、具体的には、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、フィンランド、あるいはEU(欧州連合)、NATO(北大西洋条約機構)ということになるだろうと思いますが、それがアメリカに集まりまして、会談が行われるということでございます。
日本といたしましても、この会合には大きな関心を持って注視をしているところでございます。私自身、このようなトランプ大統領の積極的な取組ということは歓迎すべきことだと思いますし、欧州の首脳が集まって、そしてまたウクライナと共に、そういう会談が行われるということは、肯定的に考えるべきものだと思っておりますが、そこにおいて率直な議論が行われるということ。そして、ウクライナに公正で永続的な平和、これが実現するというような道筋ができること、これを強く期待をいたしております。
我が国といたしましては、これも昨日のオンライン会議で申し上げたことですが、北朝鮮の兵士によりますウクライナに対する戦闘への参加、あるいは弾薬・砲弾等の提供、このようなロシアと北朝鮮の軍事協力、この進展というものを強く懸念しているということは昨日も強調したところでございます。
この問題も含めまして、ロシアによるウクライナ侵略、これを終結に向かわせるという上において、インド太平洋を含む世界全体の安全保障、国際秩序に禍根を残さないということが重要であって、このことには、我が国としても、このオンライン会議にアジアから日本だけが参加をしておりますので、これはただウクライナの問題ではないと。世界の平和と安全、そういうものの維持というものについて、極めて重要であり、我が国として、これから先も積極的にこの議論には参加していきたいというふうに考えておるところでございます。
(以上)
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