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《レポート》令和7年度 防衛産業参入促進展(中小企業促進展)が東京・渋谷で開催(2月12・13日)

  • 日本の防衛

2026-2-13 22:00

防衛生産基盤の強化とサプライチェーンの強靭化を目指し、各種加工技術などで業務拡大の意欲を持つ中小企業63社が東京・渋谷に集結。防衛装備庁主催のビジネスマッチングイベントが開催されました。

 令和8(2026)年2月12日(木)と13日(金)、東京・渋谷のベルサール渋谷ファーストにおいて「令和7年度 防衛産業参入促進展(中小企業促進展)」が開催された。

会場入口に掲げられた看板 写真:編集部

「防衛産業参入促進展」は、優れた技術や製品を持つ企業と、防衛省および防衛関連企業とのマッチングを目的としたイベントで、今回で26回目を迎える。今年度は昨年12月の「スタートアップ促進展」に続く2回目で、今回は「中小企業促進展」としての開催となった。

 会場には、金属加工の分野を中心に、将来の防衛装備品への活用が期待される技術や製品を有する63社の企業・団体が出展した。昨今の厳しさを増す安全保障環境やウクライナ情勢を受け、防衛装備品の供給・整備能力の向上が急務となる中、企業の裾野を広げサプライチェーンを強化することが本イベントの大きな狙いである。

 開会にあたり挨拶に立った若林洋平(わかばやし・ようへい)防衛大臣政務官は、「防衛生産基盤の強化はまさに喫緊の課題」と述べ、中小企業の新規参入による防衛産業の発展への期待を強調した。

 会場では、各企業のブース展示に加え、装備庁特定取組(製造工程効率化)に関する質問対応スペース、出展者と来場者向けの商談スペースが設けられ、待ちの列ができるほど賑わっていた。また出展企業によるセミナーが両日開催され、各企業の具体的な活動の紹介や技術解説が披露されて、活発な情報交換が行われた。

 以下に参考資料として、若林洋平防衛大臣政務官による開会挨拶と、出展企業一覧を掲載する。

【参考資料】若林洋平 防衛大臣政務官 2月12日 開会挨拶

 皆さんこんにちは。防衛大臣政務官の若林でございます。

開会挨拶を述べる若林政務官 写真:編集部

 本日はご多忙の中、防衛産業参入促進展にご参加いただきまして、誠にありがとうございます。開催にあたりまして、ご挨拶を申し上げます。

 戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に直面する中、装備品の開発、生産、維持、整備等を担い、いわば防衛力そのものであります防衛生産基盤の強化は、まさに喫緊の課題でございます。

 特に2022年2月から続くロシアによるウクライナ侵略により、装備品の供給及び整備を的確に行う、また現場の状況を踏まえて能力を柔軟に向上させるといった能力の重要性が高まり、防衛生産の強化の重要性が一段と高まっております。

 防衛生産・技術基盤を強化するためには、優れた技術や製品を有する企業に防衛産業に参入していただき、我が国の防衛を共に担っていただく、企業の裾野を広げ、サプライチェーンの強化に貢献をしていただくことが、非常に重要となってまいります。

 新規参入の促進のため、防衛装備庁におきましては平成28年度から、防衛省や防衛関連企業と中小企業との間のマッチングを目的としましたイベントを開催してきており、今回で26回目を迎えます。これまで延べ503社の企業・団体様にご出展をいただき、このイベントをきっかけに契約に至った事例等もございます。

 今回は金属加工の分野を中心に63社にご参加をいただいております。いずれも将来の防衛装備品への活用が期待される技術や製品を保有し、防衛産業への新規参入を通しまして、事業の拡大に積極的な企業の皆様でございます。

 ご出展をいただきました関係者及び来場された皆様におかれましては、各ブースにお立ち寄りの上、忌憚のない意見交換を行っていただき、企業のニーズや能力等の理解を深めるなど、是非この機会を最大限ご活用いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
我々は中小企業の新規参入の促進に向け、本日の防衛産業参入促進展の後も、しっかりとサポートしてまいります。関心事項や懸念事項等ございましたら、積極的に防衛装備庁にご相談いただけたら幸いに存じます。

 結びとなりますが、ご参加の皆様方のますますのご発展、ご健勝を心からご祈念申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。いずれにしても冒頭申し上げました通り、まさに防衛産業、これの発展というのが防衛力そのものだということは、大臣も含め我々同じ認識であるところでございますので、今日の展示会が皆さんにとりまして実りあるものになることをご期待申し上げまして、挨拶といたします。本日はよろしくお願いします。ありがとうございました。

(以上)

令和7年度 防衛産業参入促進展(中小企業促進展) 出展企業一覧

※パンフレットにもとづき、技術分野別に記載します。

総合加工

 株式会社イシイ精機(神奈川県)
 株式会社共立電機製作所(静岡県)
 株式会社グローバルマシーン(山形県)
 株式会社小池製作所(東京都)
 株式会社齋鐵(新潟県)
 ジーエム九州株式会社(熊本県)
 第一塗装工業株式会社(神奈川県)
 株式会社中越工業(神奈川県)
 株式会社中央エンジニアリング(東京都)
 ティエムモールド株式会社(愛知県)
 株式会社ひびき精機(山口県)
 不二ライトメタル株式会社(熊本県)
 緑川化成工業株式会社(東京都)
 株式会社MadeHere(神奈川県)
 協同組合SOLAE(静岡県)
 長崎県(長崎県)
 公益財団法人くまもと産業支援財団(熊本県)
 ヤマトプロジェクト株式会社(広島県)
 多摩川パーツマニュファクチャリング株式会社/多摩川精機株式会社(長野県)

機械加工

 株式会社アイオー精密(岩手県)
 株式会社井上鉄工所(広島県)
 株式会社三栄精機工業(東京都)
 セキダイ工業株式会社(東京都)
 株式会社常盤製作所(神奈川県)
 ナカヤマ精密株式会社(熊本県)
 日邦工業株式会社(東京都)
 株式会社ヒューテック(大阪府)
 フジ・マシニング株式会社(福島県)
 MASUYAMA-MFG株式会社(鳥取県)
 株式会社村田産業(熊本県)

表面処理

 株式会社アイ・シイ・エス(神奈川県)
 エステック株式会社(島根県)
 株式会社熊防メタル(熊本県)
 株式会社ミヤキ(静岡県)
 株式会社メタルヒート(愛知県)

製缶・板金・プレス・溶接等

 埼玉車体株式会社(栃木県)
 株式会社三昌製作所(京都府)
 株式会社北陸精機(富山県)
 株式会社山田ドビー(愛知県)

通信・電子・電機

 アストロデザイン株式会社(東京都)
 株式会社第一科学(東京都)
 株式会社C.M.D(東京都)
 株式会社精工技研(千葉県)
 株式会社アバールデータ(神奈川県)
 エスアイ株式会社(東京都)
 株式会社カタナコーポレーション(静岡県)
 コスモリサーチ株式会社(埼玉県)
 株式会社創朋(東京都)
 株式会社高砂製作所(神奈川県)
 株式会社パルスパワー技術研究所(滋賀県)
 株式会社イングスシナノ(長野県)

材料・部材・その他

 株式会社アルメディオ(東京都)
 株式会社守谷刃物研究所(島根県)
 株式会社サーランド・アイエヌイー(東京都)
 株式会社タナカエンジニアリング(富山県)
 栄光デザイン&クリエーション株式会社(神奈川県)
 株式会社グーテンベルク(東京都)
 株式会社カケンジェネックス(千葉県)
 池田金属工業株式会社(大阪府)
 スーパーレジン工業株式会社(東京都)
 デンカエレクトロン株式会社(東京都)
 東京貿易テクノシステム株式会社(東京都)
 ナミテイ株式会社(大阪府)

会場風景 写真:編集部

(以上)

※開催当日、いくつかのブースを取材させていただきました。後日、記事にいたします。

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