JA2024速報──川崎重工業［W2-072］

2024-10-17 08:09

2024年10月16日から19日まで開催されている「2024国際航空宇宙展」（JA2024）。主要出展ブースの展示内容を、短い記事にまとめてお届けしよう。稲葉義泰 INABA Yoshihiro

無人ヘリコプター「K-RACER」の実機　写真：稲葉義泰

　古くはブルーインパルスのT-4練習機、現在は航空自衛隊のC-2輸送機と海上自衛隊のP-1哨戒機の開発・製造で知られる川崎重工。国際航空宇宙展2024では、防衛および民間事業に関する展示を行っている。

　防衛事業に関しては、同社が開発した輸送用の無人ヘリ「K-RACER」の実機が展示されている。また、同社が手掛けてきた海上自衛隊の哨戒機「P-1」や「C-2」の模型に加え、現在開発中の新型巡航ミサイルのコンセプトモデルも置かれている。

　一方、民間事業に関しては、クラス随一の平床面積を誇るヘリコプター「BK-117」のドクターヘリ・バージョンが展示されている。

川崎のベストセラー汎用ヘリコプター、BK-117のドクターヘリ・バージョン　写真：稲葉義泰

（以上）

軍事ライターとして自衛隊をはじめとする各国軍や防衛産業に携わる国内外企業を取材する傍ら、大学院において国際法を中心に防衛法制を研究。著者に『「戦争」は許されるのか　国際法で読み解く武力行使のルール』『“戦える”自衛隊へ安全保障関連三文書で変化する自衛隊』（イカロス出版）などがある。