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用語集 は行

  • 用語集

2024-4-1 06:00

ハープーンミサイル 【はーぷーんみさいる】
対水上艦艇用のミサイルであり、主に艦船に対して発射する。潜水艦は水中発射用を装備している。

排他的経済水域 【はいたてきけいざいすいいき】
排他的経済水域(EEZ:Exclusive Economic Zone;)は、領海の基線からその外側200海里(約370km)の線までの海域(領海を除く)、並びにその海底、及びその下までを含む。EEZ内では、沿岸国が天然資源(生物資源であるか非生物資源であるかを問わない)の探査、開発、保存及び管理のための主権的権利を行使できる。

幕僚 【ばくりょう】
指揮官をサポートする立場にある者のこと。陸・海・空各自衛隊の隊務に関して、防衛大臣の補佐を行う陸上・海上・航空各幕僚監部や、陸・海・空各自衛隊の一体的な行動を遂行するために計画を立て、統合運用などを行う統合幕僚監部などがある。

派遣海賊対処行動警務隊 【はけんかいぞくたいしょこうどうけいむたい】
派遣海賊対処行動支援隊の一員として、自衛隊の活動拠点内の規律の維持や保安業務を行う部隊のこと。

派遣海賊対処行動航空隊 【はけんかいぞくたいしょこうどうこうくうたい】
ソマリア沖やアデン湾において海賊から民間船舶を護衛する海上自衛隊の海外派遣部隊。数機のP-1やP-3C哨戒機を派遣して、空から海賊を監視し、護衛艦に情報を共有する。1年に3~5回ほど交代で、一つの航空隊が交代で派遣される。

派遣海賊対処行動水上部隊 【はけんかいぞくたいしょこうどうすいじょうぶたい】
ソマリア沖やアデン湾において海賊から民間船舶を護衛する海上自衛隊の海外派遣部隊。1隻(もしくは2隻)の護衛艦を派遣して、1年に3回ほど交代で、一つの護衛隊が交代で派遣される。

飛行準備課程 【ひこうじゅんびかてい】
パイロットを目指す飛行学生が実際の飛行訓練の前に約12週から約31週までの範囲内で飛行に必要な知識を学ぶ課程。この課程では、英語、航空法規、航空気象、航法などを習得する。

ファスト・フォース 【ふぁすと・ふぉーす】
自衛隊は、災害派遣を迅速に行うための初動対処態勢を整えており、この部隊をファスト・フォースと呼んでいる。

ファンシードリル 【ふぁんしーどりる】
ライフルを使った軍事教練(ドリル)を、美しいフォーメーションを組んで見せる演技にしたもの。

富士総合火力演習 【ふじそうごうかりょくえんしゅう】
陸上自衛隊が行う演習の1つで、毎年5月頃に静岡県御殿場市の東富士演習場で実施される。従来は抽選による一般公開も行われていたが、近年は関係者のみとなっている。戦車やヘリコプター、さまざまな火砲などによる実弾射撃を間近に見ることができる。

敷設艦「むろと」 【ふせつかんむろと】
水中ケーブルなどの機器の敷設や、海洋観測を行う艦艇。推進方向を360度変えられるスクリューや船体を横方向に動かすバウスラスターなどの電気推進システムを備えており、精密に艦を動かすことができる。
[主要諸元]基準排水量:4950t 全幅:19m 全長:131m 速力:約29.6km/h 深さ:11m 喫水:5.7m

部隊章 【ぶたいしょう】
自衛官の所属を示す標章のこと。それぞれの所属ごとにデザインが定められている。陸上自衛官は制服の右腕、航空自衛官は制服の右胸の位置に着ける。

フチ級補給艦 【ふちきゅうほきゅうかん】
2005年から就役を開始した中国海軍の新型補給艦。NATOコードネームではフチ級と呼ばれるが、中国海軍でのタイプ名は903型とその発展型の903A型がある。903A型は満載排水量で23,000tという大型艦で、元々はタイ海軍向けに建造された補給艦の設計を流用、903型と903A型合わせて9隻が建造されている。[主要諸元]満載排水量:23,000t(903A型) 全幅:24.8m 全長:178.5m 速力:約37km/h

普通科 【ふつうか】
陸上自衛隊の職種の1つ。地上戦闘の骨幹として、小銃などの軽火器や迫撃砲、対戦車火器などを保有し、地上で戦闘するための各種行動を行う。

ブルーインパルス 【ぶるーいんぱるす】
航空自衛隊唯一の展示飛行チームの愛称。部隊の正式名称は、「第4航空団 飛行群 第11飛行隊」。本拠地は宮城県の航空自衛隊松島基地。航空自衛隊の広報塔として、全国各地の航空祭や国民的な行事などで、華麗でアクロバティックな飛行を披露する。展示スケジュールは航空自衛隊の公式サイトに、訓練スケジュールは松島基地の公式サイトで公開されている。

ペトリオット 【ぺとりおっと】
航空自衛隊が装備する地対空迎撃ミサイル。詳しくは、[用語集 た行]の「地対空誘導弾ペトリオット(PAC-3)」をご覧ください。

ヘリボーン作戦 【へりぼーんさくせん】
陸上部隊が、作戦を遂行するためにヘリコプターで目的地に移動することをヘリボーンという。ヘリボーン作戦では、到着後、着陸やロープによる降下を行い、その後の作戦に備えて人員や装備などを展開したり、偵察や戦闘をする。

防衛医科大学校 【ぼうえいいかだいがっこう】
医師である幹部自衛官、保健師および看護師である幹部自衛官や技官となるべき者を養成し、それらの者に対し、自衛隊の任務遂行に必要な医学や看護学に関する知識・研究能力を習得させるための教育訓練を行う機関。埼玉県所沢市に所在する。

防衛技官 【ぼうえいぎかん】
全国各地の部隊や地方防衛局などで各種防衛施設(司令部庁舎、滑走路など)の建設工事や、さまざまな装備の研究開発、効率的な調達、維持・整備などの業務を行う隊員のこと。

防衛計画の大綱 【ぼうえいけいかくのたいこう】
日本の防衛の基本方針、防衛力の意義や役割、自衛隊の具体的な体制、主要装備の整備目標の水準といった今後の防衛力の基本的方針を示すもの。閣議などにおいて決定される。
令和5年12月16日に国家安全保障戦略が決定したことで廃され、それ以降は「国家防衛戦略」が同様の役割を担っている。

防衛出動 【ぼうえいしゅつどう】
わが国に対する外部からの武力攻撃などに際して、わが国を防衛するため必要があると認める場合において国会の承認を得て、内閣総理大臣の命令によって、自衛隊の全部または一部を出動させること。

防衛装備庁 【ぼうえいそうびちょう】
防衛装備行政上のさまざまな課題に効果的・効率的に対応するため、防衛省内の装備取得に関する部門を集約・統合した組織。2015年10月1日に防衛省の外局として設置された。

防衛大学校 【ぼうえいだいがっこう】
陸・海・空各自衛隊の幹部自衛官となるべき者の教育訓練を行う、神奈川県横須賀市にある機関。学生の身分は特別職国家公務員であり、全員が学生舎(寮)に住み、規律ある生活を送る。

防衛駐在官 【ぼうえいちゅうざいかん】
防衛省から外務省に出向した自衛官で、外務事務官として諸外国にある日本大使館などの在外公館に駐在し、各国との交流を行い、防衛に関する事務に従事する。さらに近年、各国との防衛協力は装備品協力も含めて、質、量ともに拡大を続けており、これらに関する調整業務も担う。現在、48大使館および2代表部に防衛駐在官を派遣している。

防衛力整備計画 【ぼうえいりょくせいびけいかく】
保有すべき防衛力の水準を示し、その水準を達成するための中長期的な整備計画。2022年12月16日に「中期防衛力整備計画」を代替する計画文章として制定された。

防空識別圏 【ぼうくうしきべつけん】
自国の領域に侵入を図ろうとする航空機の種類や行動などの監視を行うために、防空上の見地からその国ごとに定めた空域のこと。日本の場合は、領土や領海の上空である領空に侵入しようとする航空機に対して、警告や針路変更などの対抗措置を行うことを目的として定めた空域のこと。略称は「ADIZ」(Air Defense Identification Zone)。

帽振れ 【ぼうふれ】
船が出航するときに、別れのあいさつとして艦橋から帽子を掲げて振る、旧海軍由来の海上自衛隊伝統儀式。一例として、海上自衛隊の幹部候補生学校では、卒業式後に卒業生が艦艇で出航し、その際に「帽振れ」を行う。

方面隊 【ほうめんたい】
方面隊は、数個の師団・旅団を基幹として構成される陸上自衛隊最大の部隊。北部、東北、東部、中部、西部と、全国を5つに分けた区域に1つずつ配置されている。

飽和潜水 【ほうわせんすい】
「飽和潜水」とは、人間が深海の水圧に耐え、安全に長時間作業ができるように開発された潜水技術のこと。飽和潜水を行う潜水員は、まず高い圧力環境を再現・維持できるカプセルに入り、作業現場と同じ圧力までカプセル内の気圧を上げて高圧下に順応したのち、水中へと移動して作業を行う。

補給艦「とわだ」型 【ほきゅうかんとわだがた】
護衛艦に対して、船舶用燃料、搭載ヘリコプターの航空燃料、弾薬、食糧などの海洋補給を行える艦艇。一般商船のタンカーに準じた船体構造だが、各所に改修が施されており、後部には大型のヘリコプターが着艦できる。1番艦AOE422「とわだ」、2番艦AOE423「ときわ」、3番艦AOE424「はまな」の3隻が建造された。
[主要諸元]基準排水量:約8100t 全幅:22m 全長:167m 速力:約40.7km/h 深さ:15.9m 喫水:8.1m

補給艦「ましゅう」型 【ほきゅうかんましゅうがた】
洋上において艦艇が必要とする燃料、弾薬、食糧、航空燃料などの物資を迅速に提供することができる補給艦。一般商船に準じた船体構造だが補給能力が高いうえ、出入港における運用作業の省力化が図られている。1番艦AOE425「ましゅう」、2番艦AOE426「おうみ」の2隻が建造された。
[主要諸元]基準排水量:13500t 全幅:27m 全長:221m 深さ:18m 喫水8.0m 乗員:約145 人

補給処(陸上自衛隊) 【ほきゅうしょ(りくじょうじえいたい)】
陸上自衛隊の各部隊に対して物資の保管、補給、整備支援などを行い、全国業務の支援も担当する陸自の機関。全国に5か所あり、需品、火器、弾薬、車両、化学器材、施設器材、通信器材、衛生器材などの調達、保管、補給および整備を行う。

本部管理中隊 【ほんぶかんりちゅうたい】
主に本部を保有する部隊に編成されている部隊。本部の管理的な支援を行うとともに、衛生や情報などの機能を有し、部隊全体をサポートする。

◎防衛省・自衛隊 用語集(https://www.mod.go.jp/j/press/shiritai/glossary.html)を編集・加工して作成。本サイトで別途加えた用語も含まれています。

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