能登半島地震にかかわる自衛隊災害派遣、8月いっぱいで終了
- 防衛省関連
2024-9-4 11:45
防衛省 統合幕僚監部は、令和6(2024)年9月2日(月)13時40分、令和6年能登半島地震にかかわる災害派遣について、8月31日(土)22時00分にすべての活動を終了し、9月2日(月)、派遣隊員等が当地から帰還したことを公表した。
8ヶ月におよぶ活動内容は以下の通り。
令和6年能登半島地震に係る災害派遣の終了について
災害派遣要請
令和6年1月1日(月)16時10分頃、石川県志賀町において震度7を観測する地震が発生し同日16時45分、石川県知事から陸上自衛隊第10師団長(守山)に対して、人命救助等に係る災害派遣要請、同月4日(木)9時00分頃、富山県知事から陸上自衛隊第10師団長(守山)に対して、給食支援に係る災害派遣要請があったところ、石川県における活動は、同年8月31日(土)22時00分に終了し、同年9月2日(月)当地から帰還(富山県における活動は、同年1月9日(火)に終了)。
派遣規模
・人員:延べ 約1,140,000名(最大時約14,000名態勢)
・航空機:延べ 約4,600機(最大時約110機態勢)
・艦艇:延べ 約350隻(最大時10隻)
・統合任務部隊を編成【1/2~2/2】(編成解除後は陸自中部方面隊を中心に活動)
・即応予備自衛官、予備自衛官の招集【1/8~2/2】(即自:約180名、予備自:約20名)
派遣部隊
・陸自:中部方面隊、陸上総隊の一部、北部方面隊の一部、東北方面隊の一部、東部方面隊の一部、西部方面隊の一部、大臣直轄部隊等
・海自:舞鶴地方隊、自衛艦隊の一部、呉地方隊の一部、佐世保地方隊の一部、大臣直轄部隊等
・空自:中部航空方面隊、航空総隊の一部、北部航空方面隊の一部、西部航空方面隊の一部、航空支援集団の一部、航空教育集団の一部、航空開発実験集団の一部、大臣直轄部隊等
人命救助
・人命救助・行方不明者捜索、孤立地域等からの救出【1/1~2/23】:約1,040名
・患者の輸送【1/2~1/30】:約720名
・2次避難支援【1/10~1/22】:約780名
官庁間協力
・警察の輸送【1/2~1/3】:約190名
・消防の輸送【1/2~1/5、1/8】:約80名、大規模震災用高度救助車4両
・内閣府調査チーム及び現地対策本部要員等の輸送【1/2~1/4、2/24】:約60名
・国土交通省の重機等の輸送【1/14】:重機1両、ダンプ等13両
(※その他、DMAT・TEC-FORCE等の輸送も実施)
生活支援
・物資輸送【1/1~3/28】:毛布:約19,000枚 燃料:約234,000ℓ
食料品:約4,266,000 食飲料水:約2,334,000本(500㎖)
・給食支援【1/4~4/13】:約259,000食(最大時24か所)
(※富山県における給食支援【1/5~1/9】を含む)
・給水支援【1/2~4/30】:約6,400t(最大時111か所)
・入浴支援【1/6~8/31】:約496,000名(最大時18か所)
・医療支援【1/3~3/31】:約690名(最大時19個チーム)
・道路の啓開【1/2~2/13】:約33.44km(最大時10個地域)
・倒壊家屋、土砂等(輪島市、珠洲市)の除去【1/4~2/12】
:家屋56か所、落石の除去8か所、土砂等13,989㎡
・民間船舶「はくおう」の休養施設としての利用【1/14~3/30】:約2,650名
・民間船舶「ナッチャン」の休養施設としての利用【1/14~3/30】:約2,200名
・慰問演奏【1/20~2/1】:14か所
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