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防衛省ほか、横田飛行場への立入りを実施 PFOS等を含む水の漏出について視察(12月20日)

  • 日本の防衛

2024-12-24 10:15

 防衛省は令和6(2024)年12月20日(金)20時00分、防衛省や外務省、環境省、東京都及び周辺市町による横田飛行場への立入りについて以下のように公表した。

横田飛行場への立入りについて

 10月3日に米側から通報を受けた、横田飛行場におけるPFOS等を含む水の漏出について、11月20日に関係自治体から提出された要請書も踏まえ、関係省庁と連携し米側と調整を行ってきたところ、本日9時から10時の間、国(防衛省、外務省、環境省)、東京都及び周辺市町(福生市、立川市、昭島市、武蔵村山市、羽村市、瑞穂町)が横田飛行場への立入りを実施し、消火訓練エリア周辺を視察するとともに、米側から説明を受けました。
 説明概要については、別紙のとおりです。

米側からの説明概要(12月20日)

令和6年8月30日、短時間に降った豪雨により、横田飛行場の消火訓練エリアからPFOS等を含む水が雨水排水溝に流入し、施設外へ出た蓋然性が高いと考え、10月3日に日本側に通報した。

豪雨により約12,600ガロンが漏出したが、漏出の状況は土木工事部隊が目視により確認した。水は消火訓練エリアの訓練ピットから漏出し、訓練ピットを囲むアスファルトから周囲の側溝へ流れ、地下の排水管へと流れ出た。また、貯水池の水がアスファルトの表面まで風で吹き飛ばされた可能性がある。ただし、雨水排水溝を通らずに基地外へ流れた可能性は限りなく低い。

コンクリート製の側溝に流れ出た水は、地下の雨水排水管へと流れ、基地を南下し、最終的には横田飛行場南西部に流れた。

事案発生後、短期的な再発防止策として、10月末までに約4万ガロン(約15万1千L)の水を抜き取り、認可された施設において焼却処分した。

現在の貯水池の水位を考慮すると、冬を迎え、今後しばらくは降雨が少ない季節であり、漏出のおそれは低い。

残存している水については適切に管理する。新たな決定がなされた際には日本政府を通じ情報提供したい。

貯水池のPFOS等の値は、昨年11月の調査時に1,620ng/L。それ以降、PFOS等が貯水池に追加されるような消火訓練等は実施していないが、依然として濃度は日本政府の暫定目標値の50ng/Lを超えていると認識している。このように貯水池の数値に大きな変更が見込まれず、本日はサンプル採取は行わない。

(以上)

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