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防衛省報道官の記者会見 木更津駐屯地に暫定配備のオスプレイについて佐賀移駐に関する質問に回答(4月15日)

  • 日本の防衛

2025-4-17 09:30

 令和7(2025)年4月15日(火)16時01分~16時04分、安居院公仁(あぐいん・きみひと)報道官は、防衛省A棟10階記者会見室において報道官会見を行った。
 内容は、以下のとおり。

発表事項

なし。

記者との質疑応答

記者
 今日の閣議後会見で、大臣から御発言がありました佐賀駐屯地の開設について伺います。
 木更津駐屯地に暫定配備されているオスプレイの全機移駐完了は8月中旬とのことで、厳密に言えば、木更津との合意期限には間に合わなかったということだと理解しているのですが、報道官の所感とですね、理由をお聞かせください。あわせて、さらにオスプレイを配備する意義と、駐屯地開設や移駐に向けて、地元から安全性に不安の声がある中でですね、今後どのように運用し、地元とどう調整を進めるのか、住民説明会などの実施の有無もあわせて伺えたらと思います。

報道官
 オスプレイの件でございますけれども、まず木更津市との間におきましては、陸上自衛隊V-22オスプレイの暫定配備の期間につきまして、「配備の開始から5年以内を目標とする」とされております。木更津駐屯地への暫定配備開始から5年となる令和7年の7月9日に佐賀駐屯地(仮称)を開設のうえ、同日にV-22を運用する輸送航空隊が木更津駐屯地から移駐する予定でございます。
 これによりまして、V-22の配備地は佐賀駐屯地(仮称)となることから「合意期限に間に合わなかった」という御指摘は当たりません。その上で、佐賀駐屯地(仮称)へのV-22の配備につきましては、相浦駐屯地等に所在する水陸機動団と一体的に運用できる体制を構築し、我が国の喫緊の課題であります島嶼防衛能力の強化を実現するものでございまして、我が国の抑止力・対処力を高める上で、極めて重要な意義を有してございます。V-22の配備については、災害救援、それから急患輸送にも極めて有益だと考えております。
 また、御質問がありました、住民説明会の件ですけれども、現時点では住民説明会を実施する予定はございませんが、防衛省といたしましては、V-22の運用につきまして、飛行の安全確保が最優先であることに変わりはございませんので、V-22を佐賀駐屯地(仮称)で運用させていただくためには、地元の皆様の御理解・御協力をいただくことが重要であると認識しており、引き続き丁寧な説明を尽くしていきたいと考えています。

(以上)

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