ロシア軍によるウクライナ侵略の状況 4月17日 防衛省まとめ
- 日本の防衛
2025-4-21 08:30
防衛省は令和7(2025)年4月17日(木)、ロシア軍によるウクライナ侵略の状況について、最新情報を更新した。
防衛省では2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、およそ1週間おきにマップ上にその状況をまとめ、公式サイトにおいて公表し続けてきている。
今回の更新は以下のとおり。
ウクライナ関連
今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為です。
防衛省としては、インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、可能な限り、共有していきたいと考えています。
ロシア軍によるウクライナ侵略の状況(2025年4月17日時点)
ロシア軍は、クルスク州及びウクライナ東部・南部地域において攻勢やウクライナ全土に対するミサイル・無人機攻撃を継続。また、ウクライナ軍もロシア領内への攻撃を継続している模様。

※以下は地図に記入された文字の書き出しです。一部の略語・略号は元の言葉に書き改めています。
戦闘による人的被害・物的損耗の状況
ロシア軍
:死者約19.8万人(ゼレンスキー大統領24年12月8日)
:死者約20万人、負傷者約40万人(WSJ24年9月17日)
:死傷者90万人以上(英国防省25年3月20日)
ウクライナ軍
:死者4.3万人(ゼレンスキー大統領24年12月8日)
:死者約8万人、負傷者約40万人(WSJ24年9月17日)
ウクライナ市民
:死者12,654人以上、負傷者2万9,392人以上(国連25年2月21日)
※WSJ=ウォール・ストリート・ジャーナル
戦況など
・ゼレンスキー大統領は、クルスク州にロシア兵士6.4万人が所在と言及(4月4日)
・ウクライナ海軍総司令官は、以前は無人機でセヴァストーポリ港に容易に侵入できたが、ロシアが長距離・中距離短距離の探知ネットワークなどからなる階層的な防衛システムを築いたため、現在は容易ではなくなっている旨言及(4月7日)
・ゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍がロシア・クルスク州のほか、ロシア・ベルゴロド州にも存在と発言。主要な目的は、ロシアの絶え間ない砲撃に晒されているスーミ州とハルキウ州のウクライナ社会を防衛するためである旨言及(4月8日)
・ウクライナ軍総司令官は、3月末から兆候をつかんでいたロシアのスーミ州とハルキウ州への新たな攻勢について、既に開始しているほか、主要正面の全てでロシアの攻勢が倍増していると発言(4月9日)
・ロシア国防省は、4月1日にドネツク州ロズリウを解放したと発表
・ウクライナメディアは、ウクライナ保安庁の無人機がロシア・サマラ州に所在する「プロムシンテズ」社の爆薬工場を攻撃した結果、爆発と火災が生じたと報道(4月5日)
・ドニプロペトロウスク州知事は、ロシアが弾道ミサイルによりクリヴィー・リフ市の住宅地を攻撃し、18人が死亡、61人が負傷と発表。ウクライナ情報総局は、クラスター弾を搭載したイスカンデルMが使用されたと表明(4月4日、5日)
・スーミ市軍行政府長官は、ロシアがスーミ市の住宅地や教育機関などを2発の弾道ミサイルで攻撃と表明。ウクライナ国家非常事態庁は、34人が死亡、117人が負傷と発表(4月13日)
・米国務長官は、米国はロシアが和平に真剣か否かを知る必要があるとのメッセージをロシア特使に託したと発言。また、ロシアの姿勢は数か月ではなく、数週間で分かるだろうと言及(4月4日)
・ドイツ国防相は、IRIS-T防空システム×4機やペトリオット防空システム用ミサイル×30発などをさらにウクライナに供与すると発表。また、独ウクライナ国防相は、ウクライナへの軍事支援に関する協議や調整を行うウクライナ防衛コンタクトグループ(UDCG)の会議において、新たに電子戦コアリションが創設されたと発表(4月11日)
資料源:ウクライナ政府機関ウェブサイト、ロシア大統領府ウェブサイト、ISW等
(以上)
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