5月8日朝、北朝鮮が複数発の弾道ミサイルを発射 うち1発はEEZ外に落下
- 日本の防衛
2025-5-8 11:43
防衛省 統合幕僚監部は令和7(2025)年5月8日(木)朝、北朝鮮から複数発の弾道ミサイルが発射されたことを受け、9時25分、9時44分、11時07分にお知らせを発表した。
3件の全文は以下の通り。
北朝鮮のミサイル等関連情報(第1報)
北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されました。
続報が入り次第、お知らせします。
(以上)
北朝鮮のミサイル等関連情報(第2報)
先程北朝鮮から発射された弾道ミサイルの可能性があるものは、すでに落下したと推定されます。
(以上)
北朝鮮のミサイル等関連情報(続報)
1 北朝鮮は本日8時台から9時台にかけて、北朝鮮東岸付近から、複数発の弾道ミサイルを、北東方向に向けて発射しました。詳細については現在日米韓で緊密に連携して分析中ですが、発射された弾道ミサイルのうち1発は、本日9時20分頃発射され、最高高度約100km程度で、約800km程度飛翔し、落下したのは朝鮮半島東の日本海であり、我が国の排他的経済水域(EEZ)外であると推定しています。また、当該弾道ミサイルは変則軌道で飛翔した可能性があり、引き続き分析中です。
2 政府より、付近を航行する航空機や船舶への情報提供を行ったところ、現時点において被害報告等の情報は確認されていません。
3 総理には、本件について直ちに報告を行い、
①情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと
②航空機、船舶等の安全確認を徹底すること
③不測の事態に備え、万全の態勢をとること
の3点について指示がありました。
4 政府においては、官邸危機管理センターに設置している「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」において、関係省庁からの情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集し、対応について協議を行いました。
5 また、防衛省においては、防衛大臣が総理指示を受け、
①米国、韓国等と緊密に連携しつつ、情報収集・分析に全力を挙げること
②不測の事態の発生に備え、引き続き警戒監視に万全を期すこと
の2点について指示を出しました。
6 これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は、我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものです。また、このような弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反し、国民の安全に関わる重大な問題です。我が国としては、北朝鮮に対して厳重に抗議し、強く非難しました。
7 国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き、米国や韓国等とも緊密に連携し、情報の収集・分析及び警戒監視に全力をあげるとともに、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに発表することとします。

(以上)
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