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DSEI Japan 2025 短報 ── SUBARU

  • 日本の防衛

2025-5-25 12:00

2025年5月22日から21日まで、千葉県の幕張メッセで開催された、日本で唯一の統合型防衛・セキュリティ展示会「DSEI Japan 2025」。主要な出展ブースの展示内容を、個別にお届けしよう。稲葉義泰 INABA Yoshihiro

 SUBARUといえば、現在は一般的に自動車メーカというイメージが強いが、その前身は戦前から戦中にかけて戦闘機などの開発・製造を行っていた中島(なかじま)飛行機であり、現在でも飛行機にかけるその情熱と技術は変わらない。

 同社は現在、陸上自衛隊向けの多用途ヘリUH-2(原型機はベル412EPX)の製造を行っており、また無人機開発にも取り組んでいる。

 今回のDSEI Japanでは、同社が製造するUH-2のコクピットおよびキャビン部分を再現した精巧なモックアップがメインの展示物となっており、グラスコクピット化された同機の先進的な内装を体感することができる。

SUBARUブースの外観。やはり今回の目玉であるUH-2のモックアップがひときわ目を引く印象だ 写真:稲葉義泰
UH-2モックアップの内部。同社の担当者曰く「実機に限りなく近い再現度」とのこで、実際にその先進的な内装を体感することができた 写真:稲葉義泰

 また、同社の内部において現在検討が進められているという固定翼無人機の模型も展示されている。こちらはいまだ概念検討段階であり、デザインも確定的なものではないとのことだが、その動向に注目が集まる。

SUBARUが現在開発に関する検討を進めている固定翼無人機。機体規模や性能については未だ未確定とのこと 写真:稲葉義泰
稲葉義泰INABA Yoshihiro

軍事ライターとして自衛隊をはじめとする各国軍や防衛産業に携わる国内外企業を取材する傍ら、大学院において国際法を中心に防衛法制を研究。著者に『「戦争」は許されるのか 国際法で読み解く武力行使のルール』『“戦える”自衛隊へ 安全保障関連三文書で変化する自衛隊』(イカロス出版)などがある。

https://x.com/japanesepatrio6

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