DSEI Japan 2025 短報──パトリア
- 日本の防衛
2025-5-25 15:00
2025年5月21日から23日まで、千葉県の幕張メッセで開催された、日本で唯一の統合型防衛・セキュリティ展示会「DSEI Japan 2025」。主要な出展ブースの展示内容を、個別にお届けしよう。
陸上自衛隊は96式装輪装甲車の後継装備として、フィンランドで開発された「AMV XP」の導入を進めている。AMV XPを開発したのがフィンランドのパトリアで、フィンランド政府が株式の50.1%、ノルウェーの大手防衛企業であるコングスベルク・ディフェンス&エアロスペースが49.9%をそれぞれ保有している企業だ。
同社はAMV XPなどの装輪装甲車のほか、120mm自動迫撃砲システムのAMOS(Advanced MOrtar System)と、その軽量化型のNEMO(NEw MOrtar)の開発・製造を手がけている。DSEI JAPANでは、NEMOのシステムを20フィート(約6m)コンテナに収容した、「NEMOコンテナ」を展示した。

コンテナは複合装甲または圧延鋼板によって装甲化されており、内部には100発の砲弾が収容できる。コンテナには発電装置やエアコン、NBC(核汚染・生物汚染・化学汚染)防御システムも装備されており、パトリアはNEMOコンテナの用途として、船舶への搭載のほか基地などの拠点防御も挙げている。同社では、自衛隊の海上輸送群が導入する上陸用舟艇「機動舟艇」への搭載を提案することも検討している。


同社は各種無人装備も手がけており、会場ではクアッドコプター型UAS(無人航空機システム)「パトリアONE」も展示された。

※本記事は、公開後に一部修正しました。
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 人事発令 12月4日付け、1佐職人事(空自5名)
- 人事発令 11月30日、12月1日付け 1佐職人事(陸自93名、海自45名、空自5名)
- ノースロップ・グラマン社、IHIとグローバルな推進技術の発展に向け覚書を締結(12月3日)
- 人事発令 令和7年12月16日付け、内閣承認人事(陸自2名、海自2名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 外務省、ウクライナへの無償資金協力に関する書簡の署名・交換を発表(12月3日)
- 第216回臨時国会に、自衛官の俸給月額やボーナス引き上げについての法律案が提出
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 人事発令 11月28日付け、1佐人事(海自3名)
- 人事発令 11月30日、12月1日付け 1佐職人事(陸自93名、海自45名、空自5名)
- 人事発令 12月4日付け、1佐職人事(空自5名)
- 人事発令 11月28日付け、1佐人事(海自3名)
- 人事発令 11月25日付け、1佐人事(海自2名)
- 空自が米国で統合ミサイル防衛の実弾射撃訓練を実施(10月13日〜11月15日)
- 人事発令 11月21日付け、1佐人事(海自4名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 人事発令 11月20日付け、1佐人事(海自7名)
- ノースロップ・グラマン社、IHIとグローバルな推進技術の発展に向け覚書を締結(12月3日)
- 1等海佐の懲戒処分を発表 他部隊の隊員に暴言を伴う威圧的な言動(11月26日)
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 人事発令 11月30日、12月1日付け 1佐職人事(陸自93名、海自45名、空自5名)
- 人事発令 11月9日・10日付け、1佐職人事(空自9名、陸自2名)
- 人事発令 10月30日付け、1佐職人事(空自4名)
- 人事発令 11月21日付け、1佐人事(海自4名)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 人事発令 11月5日付け、1佐人事(海自1名)
- 人事発令 12月4日付け、1佐職人事(空自5名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 人事発令 11月28日付け、1佐人事(海自3名)

