「DSEI Japan 2025」千葉県の幕張メッセで開催(5月21〜23日)
- 日本の防衛
2025-5-23 09:05
2025年5月21日(水)から23日(金)まで、千葉県の幕張メッセで「DSEI Japan 2025」(ディーエスイーアイ ジャパン 2025)が開かれた。
「DSEI Japan」は、日本では最大規模の国際防衛・セキュリティ展示会だ。2019年から隔年開催されており、2021年のコロナ禍をまたいで、今回で3回目の開催である。
DSEI Japan 2025には、これまでで最多となる33か国から471の企業と団体が出展した(2023年の前回は24か国・292企業と団体)。うち169社は日本に本社を置く企業で、これも過去最多である(前回は86社)。また今回初参加の国は、デンマーク、エストニア、インド、アイルランド、ルクセンブルク、マレーシア、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スペイン、ウクライナ、ベトナムの12か国。
この参加増を受けて、展示会場面積は前回の2倍となった(展示ホール2つから4つへ)が、開催日数は前回と同じ3日間であった。
参加する企業にとっては協業機会の創出、安全保障業界にとっては知見共有の場となることが期待されたが、どうだったであろうか。また今回の特徴として、従来の陸・海・空装備品やその構成品に加えて、AI、ドローン、宇宙、サイバー関連など、先端民生技術を持つ日本のスタートアップや中小企業が数多く初参加した。これらは新しく設けられた「Newcomer Zone」においてその技術を披露した。
一方、来場者として入場するためには、防衛・安全保障分野に関係する企業・官公庁・研究機関・大学・メディアの所属である必要があった。事前審査で振り落とされた方も、少なからずいたようだ。
Jディフェンスニュースでは、編集部と記者が注目するいくつかのブースについて、その展示の様子を短くまとめ、速報・短報としてご紹介した。
取り上げたブースは以下のとおり。(地域別あいうえお順)
【日本】
IHI/エアカムイ/川崎重工/ジャパン マリンユナイテッド/SUBARU/東京計器/ハマ(旧 スペースエンターテインメントラボラトリー)/防衛装備庁(ATLA)/三菱重工/三菱電機
【アジア】
KAI(Korea Aerospace Industries)/STエンジニアリング/トロン・フューチャー・テック
【北米・南米】
RTX/アンシス・ジャパン/L3ハリス・テクノロジーズ/エンブラエル/CAE/ジェネラル アトミクス/ノースロップ・グラマン/ハネウェル/ボーイング/ムーグ/ロッキード マーティン
【中東】
IAI/エルビット・システムズ/オトカ/ヌロルマキナ/ラファエル
【ヨーロッパ】
エアバス(ディフェンス・アンド・スペース、ヘリコプターズ)/SEA/MBDA/コングスベルク/サーブ/サフラン/システマテック/スカイトン/ダイナマイト・ノーベル・ディフェンス/タウルス・システムズ/タレス/パトリア/BAEシステムズ/ヘンゾルト/レオナルド/ローデ・シュワルツ/ロールス・ロイス
【その他】
GCAP(次期戦闘機)
(以上)
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