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DSEI Japan 2025 短報──レオナルド

  • 日本の防衛

2025-5-26 13:15

2025年5月21日から23日まで、千葉県の幕張メッセで開催された、日本で唯一の統合型防衛・セキュリティ展示会「DSEI Japan 2025」。主要な出展ブースの展示内容を、個別にお届けしよう。稲葉義泰 INABA Yoshihiro

 イタリアの大手航空・宇宙関連企業であるレオナルドは、防衛・セキュリティ分野においても大きな存在感を誇っている。

 たとえば、第5世代戦闘機のパイロット訓練にも用いられているジェット練習機/軽戦闘機のM-346を製造しているほか、最近では日英伊共同開発の第6世代戦闘「GCAP」(グローバル戦闘航空プログラム)に関して、イタリア側の主要参画企業となっている。また航空自衛隊との関連では、同社が支援するイタリア空軍のパイロット訓練施設「IFTS」(国際飛行訓練センター)に、2022年から航空自衛隊のパイロットが派遣され、訓練を受けている。

 今回、DSEI Japanにおいてレオナルドは、その目玉展示としてM-346練習機のフライトシミュレーターを展示している。このシミュレーターには、後部に「M-346J」という文字が刻まれているが、担当者によればこれは「航空自衛隊用という意味のJ」とのことだ。

レオナルドが展示したM-346のシミュレーター。後部には「M-346J」との記載が 写真:Jウイング編集部
M-346シミュレーターのコクピットを覗き込む。操縦桿はパイロットの両脚の間、正面にはHUDがあり、計器盤は全面ディスプレイだ 写真:編集部
稲葉義泰INABA Yoshihiro

軍事ライターとして自衛隊をはじめとする各国軍や防衛産業に携わる国内外企業を取材する傍ら、大学院において国際法を中心に防衛法制を研究。著者に『「戦争」は許されるのか 国際法で読み解く武力行使のルール』『“戦える”自衛隊へ 安全保障関連三文書で変化する自衛隊』(イカロス出版)などがある。

https://x.com/japanesepatrio6

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