DSEI Japan 2025 短報──エンブラエル
- 日本の防衛
2025-5-26 13:55
2025年5月21日から23日まで、千葉県の幕張メッセで開催された、日本で唯一の統合型防衛・セキュリティ展示会「DSEI Japan 2025」。主要な出展ブースの展示内容を、個別にお届けしよう。
ブラジル最大手の航空機メーカーであるエンブラエルが、今回初めてDSEI Japanに出展した。同社の旅客機は日本のエアラインにも採用されており、日本でも相応の知名度があるが、同社の軍用機は防衛省・自衛隊には採用実績がなく、今回の出展意図が注目されていた。
同社は他社のように大型模型などは持ち込んでいないが、ブースの壁面には日の丸をまとったKC-390「ミレニアム」空中給油・輸送機の絵が一面に描かれていた。
航空自衛隊は老朽化の著しいKC-130H空中給油・輸送機とC-130H輸送機の更新を検討している。KC-390はC-130とほぼ同規模の戦術輸送機だが、C-130がターボプロップ機であるのにに対し、インターナショナル・エアロ・エンジンのV2500-E5ターボファン・エンジン(2基)をパワープラントとして使用しており、速度性能はC-130よりも高い。最大の特徴はプローブ・アンド・ドローグ方式の空中給油装置を標準装備している点で、KC-130のように追加装備(給油ポッドと機内増槽)を行うことなく、空中給油機として使用できる。
エンブラエルの今回のDSEI Japanへの出展は、そう遠くない時期に始まるKC-130H/C-130Hの後継機選定コンペの前に、KC-390をアピールする狙いがあったものと思われる。
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