ロシア軍によるウクライナ侵略の状況 3月11日 防衛省まとめ
- 日本の防衛
2026-3-13 08:07
防衛省は令和8(2026)年3月11日(水)、ロシア軍によるウクライナ侵略の状況について、最新情報を更新したので以下に転載する。
防衛省では2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、1週間から1か月おきにマップ上にその状況をまとめ、公式サイトにおいて公表し続けてきている。
ウクライナ関連
今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更であり、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為です。
防衛省としては、インド・太平洋地域への影響も見据えながら、関連動向の情報収集・分析に努めており、可能な限り、共有していきたいと考えています。
ロシア軍によるウクライナ侵略の状況(2026年3月11日時点)
ロシア軍は、ウクライナ東部・南部地域での攻勢やウクライナ全土に対するミサイル・無人機攻撃を継続。また、ウクライナ軍も無人機等によるロシア領内への攻撃等を継続している模様です。

※以下は地図に記入された文字の書き出しです。一部の略語・略号は元の言葉に書き改めています。
戦闘による人的被害・物的損耗の状況
戦闘による人的被害・物的損耗の状況
ロシア軍:死者約19.8万人(ゼレンスキー大統領24年12月8日)
:死者27.5~32.5万人、死傷者約120万人(CSIS26年1月27日)
:死傷者約121.3万人(英国防省26年1月14日)
ウクライナ軍:死者約5.5万人(ゼレンスキー大統領26年2月4日)
:死者最大10~14万人、死傷者50~60万人(CSIS26年1月27日)
ウクライナ市民:死者1万4,999人、負傷者4万0,601人(UN26年1月12日)
※CSIS=戦略国際問題研究所
戦況など
・ウクライナ軍総司令官は、2025年にロシアが40.6万人の兵士を新たに動員したものの、同年の死傷者が約41.8万人であった旨主張(2月21日)
・ウクライナ軍第3軍団司令官は、ロシア軍のスターリンク停止により、直近2週間において、ロシア攻撃の有効性が約20~40%低下した旨言及(2月25日)
・ウクライナ戦況分析グループ「DeepState」は、26年2月のロシア占領地域は126㎢増加し、これは26年1月の半分以下であった旨指摘。また、ロシア攻撃のうち31%がポクロウスク方面、21%がフリャイポレ方面、13%がコスチャンチニウカ方面、7%がリマン方面で発生し、ロシアの進軍は32%がポクロウスク方面、23%がスロヴャンスク、21%がコスチャンチニウカ方面、16%がクラマトルスク方面、7%がスーミ方面で確認された旨指摘(3月2日)
・ウクライナ軍参謀本部は、巡航ミサイルFP5「フラミンゴ」によりロシアウドムルト共和国にある軍事産業企業「ヴォトキンスク工場」を攻撃したとし、同工場では弾道ミサイル「イスカンデルM」や「キンジャル」等を製造している旨発表(2月21日)
・ゼレンスキー大統領は、ロシアが3か月間で誘導滑空爆弾14,670発以上、ミサイル738発、攻撃無人機約19,000発によりウクライナを攻撃した旨言及(3月1日)
・ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍によりシャヘド型無人機の保管や発射等に使用されているドネツク空港近郊の拠点に対し、米弾道ミサイル「ATACMS」や仏巡航ミサイル「SCALP」で攻撃を実施したと発表(3月7日)
・ウクライナ空軍は、ロシアが無人機×480機、極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」などミサイル×29発から成る大規模攻撃を実施したと発表。ハルキウ州検察庁は、同攻撃により11人が死亡した旨発表(3月7日)
・「ウクライナ」国防省は、ウクライナ政府が立ち上げた防衛技術クラスター「Brave1」と仏防衛イノベーション庁が防衛企業向けの共同助成金プログラム設立に関する意向書に署名したと発表(2月25日)
・ウクライナ軍総司令官は、 2月の首都キーウとその周辺地域における無人機「シャヘド」の撃墜のうち、70%以上が迎撃無人機によるものである旨言及(3月3日)
(以上)
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