中谷防衛大臣が臨時会見 シャングリラ会合での2日間の日程を終えて(6月1日)
- 日本の防衛
2025-6-4 11:25
令和7(2025)年6月1日(日)11時44分~11時53分(現地時間※)、中谷 元(なかたに・げん)防衛大臣はシンガポールのシャングリラホテルにおいて、日タイ、日フィリピン、日オーストラリア、日ニュージーランド、日マレーシア防衛相会談後の臨時会見を行った。※日本との時差は1時間。
大臣からの発表事項と記者との質疑応答は以下のとおり。
大臣からの発表事項
大臣 :
本日は、タイ、フィリピン、豪州、ニュージーランド、マレーシアとの防衛大臣会談を実施をいたしました。
まず、日タイ防衛相会談につきまして、6年ぶりに対面で実施をしました日タイ防衛相会談では、タイにおける多国間共同訓練「コブラ・ゴールド」への参加などを通じまして、部隊間交流が活発化をしているということを歓迎しまして、二国間の防衛協力とともに、日・ASEANの防衛協力を強化をしていくということで一致をいたしました。
次に、日比防衛相会談では、2月の防衛相会談において創設をしました、運用面の戦略的連携に関するハイレベル協議の枠組みも活用しつつ、防衛協力を更に深化をさせていくということを確認をいたしました。加えて、防衛装備・技術協力を推進することでも一致をいたしました。
次に、日豪防衛相会談におきましては、この前の総選挙におきまして、再任をされましたマールズ副首相兼国防大臣との間で引き続き、運用協力・共同訓練、防衛装備・技術協力など、あらゆる分野での日豪の防衛協力を拡大するということで一致をいたしました。
続きまして、日ニュージーランド防衛相会談におきましては、コリンズ大臣と会談をしまして、二国間共同訓練、太平洋島嶼国における連携を含む二国間の協力が着実に強化をしているということを確認・歓迎しまして、更なる協力の進展に向けて緊密に連携をしていくということで一致をいたしました。
日マレーシア防衛相会談におきましては、海軍種間の共同訓練などの実践的な協力が進展をしているということを歓迎をし、そして、引き続き防衛協力を強化をしていくことで一致をしました。また、本年のASEAN議長国であるマレーシアとの間で緊密に連携をしまして、日・ASEANの防衛協力を推進をしていくということでも一致をしました。
今回の出張におきましては、二日間で合計8か国との二国間会談を行うとともに、日米豪・日豪比、この防衛相会談も実施をしました。さらに、様々な機会を活用しまして、多くの国防大臣と意見交換を行い、それぞれの防衛面での協力と連携の強化について、改めて確認できたということだけではなくて、個人的関係、これを構築することができたということは大変有意義でありました。
また、昨日のスピーチにおいて、インド太平洋地域を大きく俯瞰しながら連携と協力を強化をし、シナジーを生み出していく方向性を「オーシャン(OCEAN)」と呼びまして、この「オーシャン」の精神として提起できたということは、今後、各国とともにインド太平洋地域の平和と安定に向けて取り組んでいく上でも、極めて有効であったと認識をしております。
現在、我が国を取り巻く国際安全保障環境が一層厳しさを増している中で、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて、今回のシンガポール訪問で得られた成果を踏まえまして、防衛協力の更なる強化に尽力をしてまいります。特に、あの感じたこととしましては、私が提案しましたオーシャンについて、各国と話し合いをしましたけれども、各国とも同様の認識を示され、そして、みんな同じ考えである、そういう手ごたえというものを感じました。
記者との質疑応答
日豪防衛相会談について
記者 :
日豪防衛相会談について伺います。オーストラリア政府が導入を計画する新型艦について、日本は共同開発への参画を目指しています。会談の中で、日本案を採用する安全保障面でのメリットやインセンティブについて、実際にどのような働きかけを行われたのでしょうか。日本とドイツが最終選考に残っており、年内にも決まるとみられますが、本日の会談を踏まえ、早期決定に向け、今後どのようにオーストラリアに対して働きかけていくか伺います。
大臣 :
私の方からの説明としましては、今、日豪両国、これは基本的価値のみならず、安全保障の戦略的な利益を共有をしている、いわゆるインド太平洋地域の特別な戦略的パートナーの関係にあるということです。そして、オーストラリアの次期汎用フリゲートの調達プロジェクトにつきましては、我が国の「もがみ」型護衛艦の能力向上型が採用をされれば、自衛隊と豪州の相互運用性は更に高まり、そして両国にとって大きな戦略的価値があるというふうな説明を私はいたしました。特に、装備が共同化されれば、運用協力も強化をされて、やはり同じ装備、技術体系を保有して、維持整備基盤も共有することになりますので、かなり運用の向上の成果があるのではないかという説明をいたしました。
今回の会談におきましては、こうした認識の下で、我が国としての本件を重視をして、しっかり取り組んでいるということをお伝えさせていただきました。これ以上のやり取りの詳細につきましては、相手方との関係がありますので、お答えは難しいことをご理解をいただきたいと思います。我が国といたしましては、引き続き、最終的に選定されるようにですね、関係企業、そして関係省庁としっかり連携しまして、官民一体となって取り組んでいる覚悟でございます。
記者 :
日豪防衛相会談について伺います。冒頭、防衛装備での協力を拡大することで一致したという発言もありましたが、日英伊の3か国で共同開発している次期戦闘機をオーストラリアへ輸出する検討に入ったという報道もあります。今回の会談で話題に挙がったか、現状の協議状況、大臣のお考えを聞かせてください。
大臣 :
今回の会談におきましては、GCAPについてのやり取りはありませんでした。
(以上)
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