中国艦艇の6月17日~20日の動向 太平洋上で戦闘機が発着艦(空母「遼寧」「山東」、ルーヤンIII級2隻、レンハイ級2隻、フユ級1隻)
- 日本の防衛
2025-6-24 10:55
防衛省 統合幕僚監部は令和7(2025)年6月20日(金)19時30分、中国海軍艦艇の動向について以下のように発表した。今回の発表では、6月17日(火)~20日(金)の空母「遼寧」及び「山東」の動向などが詳しく解説されている。
中国海軍艦艇の動向について
海上自衛隊は、令和7年6月17日(火)以降、引き続き、中国海軍クズネツォフ級空母「遼寧」(艦番号「16」)及び「山東」(艦番号「17」)を含む複数の中国海軍艦艇が、太平洋上の海域において航行していることを確認した。また、両空母からの艦載戦闘機等の発着艦を確認した。
両空母の行動概要及び発着艦の回数等は別紙のとおりである。
その後、20日(金)に、「遼寧」(艦番号「16」)、ルーヤンIII級ミサイル駆逐艦2隻(艦番号「121」及び「122」)、レンハイ級ミサイル駆逐艦2隻(艦番号「101」及び「104」)及びフユ級高速戦闘支援艦(艦番号「901」)の計6隻が、沖縄本島と宮古島との間の海域を北西進し、東シナ海へ向けて航行したことを確認した。
防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第1護衛隊所属「むらさめ」「いかづち」(横須賀)、第1海上補給隊「とわだ」(呉)により、警戒監視・情報収集を行った。また、艦載戦闘機に対し、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させる等の対応を行った。
中国空母「遼寧」「山東」の行動概要

中国海軍クズネツォフ級空母「遼寧」(艦番号「16」)の発着艦の回数等

※ 確認された艦艇欄の括弧書きは艦番号を示す。
当該期間に、中国海軍クズネツォフ級空母「遼寧」の艦載戦闘機及び艦載ヘリによる発着艦の実績は計約150回確認した。
なお、5月25日(日)から29日(木)、6月8日(日)から11日(水)、14日(土)から16日(月)までの発着艦の実績を含めると、計約700回となった。
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