日本のSynspectiveがエアバスD&Sと提携 SAR衛星の観測データを供給(2月10日)
- 日本の防衛
2026-2-11 16:16
令和8(2026)年2月10日(火)、株式会社Synspectiveは、同社の合成開口レーダー(SAR)衛星コンステレーション「StriX」による観測データの提供について、エアバス・ディフェンス・アンド・スペース社と提携を結んだことを発表した。
公式サイトでの発表を以下に転載する。
SynspectiveとAirbus Defence and Space、SAR衛星データの供給に関する戦略的提携を発表

小型SAR衛星の開発・運用からSARデータの販売とソリューションの提供を行う株式会社Synspective(本社:東京都江東区、代表取締役CEO:新井元行 あらい・もとゆき)は、フランスの航空宇宙企業Airbusの子会社Airbus Defence and Space(以下「エアバス」)と、レーダー・サテライト・データ・フレームワーク契約(radar satellite data framework agreement)を締結したことをお知らせいたします。本提携は、欧州と日本の宇宙協力における重要な節目であり、当社のSARデータがエアバスの地球観測ポートフォリオに統合されることになります。
本契約に基づき、エアバスは当社が構築を進める自社SAR衛星「StriX(ストリクス)」コンステレーションのデータ取得・利用が可能になります。このデータは、エアバスが現在運用しているレーダー衛星コンステレーション(TerraSAR-X、TanDEM-X、PAZ)を補完し、再訪頻度の向上と観測エリアの拡大に寄与します。特に、当社の衛星が採用する傾斜軌道を活用することで、海洋安全保障や天然資源管理、グローバル・ロジスティクスにおいて極めて重要な赤道地域のモニタリング能力が強化されます。
本提携の主なハイライト:
– 解像度と観測範囲の向上: エアバスの顧客は、StriXの最高分解能である25cmのSARデータにアクセス可能となります。観測モードは、Staring SpotlightやStripmapなど、既存の運用に即したモードで提供されます。
– 信頼性の高いモニタリング: 雲を透過し、夜間でも地表を観測できるSAR技術を活用することで、天候に左右されることなく、安全保障や災害対応に不可欠なデータを当社は提供します。
– 高頻度な観測: 当社は28年以降に30機以上のコンステレーション構築を目指しています。本提携により、動的なモニタリングや情報優位性の確保に必要となる、高頻度なデータ獲得を実現します。
– 共同イノベーションの推進: データ提供に留まらず、Synspectiveとエアバスは、欧州およびグローバルマーケットにおける顧客のニーズに応えるため、共同ソリューションの開発や機能拡張についても検討を進めてまいります。
本契約は、SARデータおよびソリューションの主要プロバイダーとしてのSynspectiveの地位を強固にするものです。同時に、エアバスは、世界中の顧客に対して、より多様でレジリエンスの高いマルチソース・インテリジェンスの提供が可能となります。
@@em|s|株式会社Synspectiveについて
Synspectiveは、独自の小型SAR(合成開口レーダー)衛星を開発・運用し、SARデータの販売および衛星データを活用した解析ソリューションを提供しています。2028年以降に30機以上の小型SAR衛星コンステレーションの構築を目指し、地球上のあらゆる場所の変化を観測できる新しいインフラの創造に取り組んでいます。高頻度・高解像度の地球観測を可能にするSAR衛星を活用することで、持続可能な社会・経済活動を阻害する恐れのある自然災害や紛争、環境破壊などのリスクを特定・評価し、専門性を持つパートナーとともにソリューションの開発・実装を行います。
(以上)
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