日本の防衛と安全保障の今を伝える
[Jディフェンスニュース]

site search

menu

Jディフェンスニュース

フランスでG7外相会合 国際情勢を話し合い、イランに関する声明を発表(3月26日、27日)

  • 日本の防衛

2026-3-30 09:13

 令和8(2026)年3月26日(木)と28日(金)、仏パリ近郊のヴォー・ド・セルネ修道院でG7外相会合が開催され、茂木敏充(もてぎ・としみつ)外務大臣が出席した。

 今回のG7外相会合には、日本の他にアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリアと欧州連合と招待国から外務大臣らの参加があり、G7外相会合や二国間会談などが行われた。

 主な議題はイラン・中東情勢、ウクライナ支援、国際秩序、インド太平洋地域の安全保障で、以下には外務省が発表したG7外相会合の概要とイランに関するG7外相声明(Joint Statement of G7 Foreign Ministers on Iran)、その後の茂木大臣の臨時会見を転載する。

ヴォー・ド・セルネ修道院で会合したG7外相とEU上級代表 写真:外務省

セッション1:グローバル・ガバナンス改革(令和8年3月26日)

 G7外相会合に参加するためフランス・イヴリーヌ県のヴォー・ド・セルネ修道院を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間3月26日午後3時(日本時間同日午後11時)から約75分間、「グローバル・ガバナンス改革」に関するセッション(セッション1)に参加したところ、概要は以下のとおりです(G7各国外相、EU上級代表及び招待国である韓国、インド、ウクライナ、ブラジル及びサウジアラビアの外相が参加。米国からはアリソン・フッカー米国務次官(政治担当)(G7政務局長)が代理出席。)。

1 本セッションでは、G7各国外相は、招待国とともに、グローバル・ガバナンス改革をめぐる諸課題について議論を行いました。

2 各国は、国際社会が直面する諸課題への対応について国連を中心とした多国間主義を強化するための取組について議論を行いました。茂木大臣からは、世界各地で紛争・対立や、既存の国際秩序への挑戦が続き、グローバル・ガバナンスが揺らいでいる現状について指摘し、国連安保理改革の重要性を強調しました。

セッション2:復興(令和8年3月26日)

 G7外相会合に参加するためフランス・イヴリーヌ県のヴォー・ド・セルネ修道院を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間3月26日午後7時45分(日本時間27日午前3時45分)から約100分間、「復興」に関するセッション(セッション2、ワーキング・ディナー形式)に参加したところ、概要は以下のとおりです(G7各国外相、EU上級代表及び招待国である韓国、インド、ウクライナ、ブラジル及びサウジアラビアの外相並びに欧州復興開発銀行総裁が参加。米国からはアリソン・フッカー米国務次官(政治担当)(G7政務局長)が代理出席。)。

1 本セッションでは、G7各国外相は、招待国の外相及び欧州復興開発銀行総裁とともに、ウクライナの復興に向けた支援やチョルノービリ原子力発電所の新シェルター修復、また、中東の復興と経済開発をめぐる諸課題とその対応、さらに、インド・中東・欧州経済回廊(IMEC)について議論を行いました。

2 茂木大臣からは、ウクライナ支援について、日本による、がれき除去・インフラ復旧のための無償資金協力や、昨年10月に東京で会議を主催した地雷対策をはじめとする官民一体となった復興支援を紹介し、ウクライナの復興が本格化する中、G7や同志国の企業の参加を促すことが重要である旨述べました。また、IMECについては、日本が提唱している「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」と親和性もあり、その連携の可能性も含めて議論に関与していきたいと述べました。

セッション3:横断的な脅威と主権(令和8年3月27日)

セッション3に臨むG7各国外相、EU上級代表及び招待国である韓国、インド、ウクライナ、ブラジル及びサウジアラビアの外相

 G7外相会合に参加するためフランス・イヴリーヌ県のヴォー・ド・セルネ修道院を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間3月27日午前9時25分(日本時間同日午後5時25分)から約80分間、「横断的な脅威と主権」に関するセッション(セッション3)に参加したところ、概要は以下のとおりです(G7各国外相、EU上級代表及び招待国である韓国、インド、ウクライナ、ブラジル及びサウジアラビアの外相が参加)。

1 本セッションでは、G7各国外相は、招待国とともに、海洋・港湾の安全、重要鉱物サプライチェーンや薬物対策等を含む横断的な脅威をめぐる諸課題とその対応について議論を行いました。

2 各国は、海洋・港湾の安全や重要鉱物サプライチェーンなどの横断的な脅威に取り組むにあたり、G7及び同志国間の連携を強化することへのコミットメントを改めて表明しました。茂木大臣からは、海洋安全保障について、直近のイランによるホルムズ海峡の実質的閉鎖やエネルギー・港湾インフラへの攻撃と、それによる国際経済への影響に触れつつ、シーレーンや港湾インフラの安全保障の重要性を強調しました。さらに、航行の自由及び安全を確保するため、我が国が「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の下で行っている地域の能力構築支援といった取組について紹介し、今後更にこうした取組を拡大していきたい旨述べました。また、重要鉱物サプライチェーンについて、中国による一連の輸出規制措置に対する日本の立場に言及しつつ、G7及び同志国間の連携を通じたレアアースをはじめとする重要鉱物のサプライチェーン強靭化の重要性を改めて強調し、供給源の多角化、公平な競争条件を備えた市場の形成に向けた取組を更に強化していくことが重要である旨述べました。

セッション4:ウクライナ支援(令和8年3月27日)

セッション4に臨むG7各国外相、EU上級代表及びウクライナ外相

 G7外相会合に参加するためフランス・イヴリーヌ県のヴォー・ド・セルネ修道院を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間3月27日午前11時15分(日本時間同日午後7時15分)から約60分間、「ウクライナ支援」に関するセッション(セッション4)に参加したところ、概要は以下のとおりです(G7各国外相、EU上級代表及びウクライナ外相が参加)。

1 本セッションでは、G7各国外相は、シビハ・ウクライナ外相とともに、ウクライナ情勢やウクライナ支援をめぐる対応について議論を行いました。

2 G7各国は、ウクライナへの連帯を改めて示し、ウクライナの公正かつ永続的な和平のために、G7として緊密に取り組んでいく旨確認しました。茂木大臣からは、力による一方的な現状変更の試みを許してはならない旨強調しました。また、復旧・復興支援を含めた我が国のウクライナ支援の現状を説明した上で、今後も、官民一体の復旧・復興支援を通じて、ウクライナの社会・経済強靭化に向けて取り組んでいく旨、また、対露制裁を継続してロシアへの圧力を維持することが必要である旨述べました。

セッション5:イラン及び周辺地域情勢(令和8年3月27日)

 G7外相会合に参加するためフランス・イヴリーヌ県のヴォー・ド・セルネ修道院を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間3月27日午後1時(日本時間同日午後9時)から約70分間、「イラン及び周辺地域情勢」に関するセッション(セッション5、ワーキング・ランチ形式)に参加したところ、概要は以下のとおりです(G7各国外相及びEU上級代表が参加)。

1 本セッションでは、現下のイラン情勢及び地域への影響について、G7各国で率直な意見交換を行いました。その中で、G7各国は、緊密に意思疎通を行い、事態の早期沈静化に向けて連携して対応していくことを確認しました。

2 イラン情勢について、各国は、今般の事態に関する意見交換を行い、米国からは、最新の動向及び今後の見通しについて説明がありました。茂木大臣からは、特にホルムズ海峡情勢について、同海峡においてすべての船舶の航行の安全を確保することが急務である旨強調しました。その上で、世界経済への影響を抑えていくため、エネルギーの安定供給を確保し、原油価格を安定させることが極めて重要であるとして、ホルムズ海峡に関する共同首脳声明への参加働きかけ等の国際的な取組を我が国として積極的に行っていることや、イランへの個別の働きかけにおいて、すべての国の船舶の安全な航行を確保するよう強く求めていることを強調しました。また、日本が率先して決定した米国に次ぐ最大規模の石油備蓄放出等の取組を紹介し、引き続きあらゆる措置を講じたい旨述べました。

セッション6:平和と安全保障(令和8年3月27日)

セッション6に臨むG7外相とEU上級代表 写真:外務省

 G7外相会合に参加するためフランス・イヴリーヌ県のヴォー・ド・セルネ修道院を訪問中の茂木敏充外務大臣は、現地時間3月27日午後2時25分(日本時間同日午後10時25分)から約60分間、「平和と安全保障」に関するセッション(セッション6)に参加したところ、概要は以下のとおりです(G7各国外相及びEU上級代表が参加)。

1 本セッションでは、インド太平洋、中東、中南米、アフリカをはじめとする国際社会の平和と安全に大きな影響を与えている地域情勢について、G7各国で率直な意見交換を行いました。その中で、G7各国は、一層厳しさを増す安全保障環境の中で、G7として緊密に意思疎通を行い、連携していくことの重要性を改めて確認しました。

2 インド太平洋情勢について、茂木大臣からは、日中関係を含む中国をめぐる最近の情勢に関する日本の立場を説明しました。また、北朝鮮について、完全な非核化の重要性を強調し、北朝鮮の核・弾道ミサイル計画の資金源となる暗号資産窃取や北朝鮮IT労働者の活動に係る対策の強化が必要である旨述べました。また、拉致問題の即時解決に向けたG7各国の理解と協力を改めて求めました。

イランに関するG7外相声明(令和8年3月27日)

 現地時間3月27日(日本時間28日)、G7外相は、標記声明を発出しました。

 (声明仮訳)

 我々、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国及び米国のG7外相並びに欧州連合(EU)上級代表は、2026年3月26日から27日まで、フランスのヴォー・ド・セルネ修道院においてG7フランス議長国下で、一堂に会した。

 我々は、イラン及び地域の情勢について議論した。

 我々は、この争いが地域のパートナー、民間人及び重要インフラに与える影響を最小化することの重要性、並びに人道支援の取組を調整する必要性を強調した。

 我々は、民間人及び民間インフラに対する攻撃の即時停止を求める。武力衝突において民間人を意図的に標的とすること及び外交施設を攻撃することにはいかなる正当化もあり得ない。

 我々は、経済、エネルギー、肥料及び商業サプライチェーンの混乱といった我々の市民に直接的な影響を及ぼす世界的な経済への打撃を緩和するためのものを含む、多様なパートナーシップ、調整及び支援イニシアティブの価値に焦点を当てた。

 我々は、国連安保理決議第2817号及び海洋法に整合的な形で、ホルムズ海峡を安全かつ通航料なく通過する航行の自由を恒久的に回復する絶対的な必要性を改めて表明した。

Joint Statement of G7 Foreign Ministers on Iran(正文)

 March 27, 2027

 We, the G7 Foreign Ministers of Canada, France, Germany, Italy, Japan, the United Kingdom, and the United States of America, and the High Representative of the European Union, met under France’s G7 Presidency, at Abbaye des Vaux-de-Cernay, France from March 26 to 27, 2026.

 We discussed the situation in Iran and the region.

 We underscored the importance of minimizing the impact of the conflict on regional partners and civilian populations, critical infrastructure - and the need to coordinate humanitarian aid efforts.

 We call upon an immediate cessation of attacks against civilians and civilian infrastructure. There can be no justification for the deliberate targeting of civilians in situations of armed conflict as well as attacks on diplomatic facilities.

 We focused on the value of diverse partnerships, coordination, and supporting initiatives, including to mitigate global economic shocks such as disruptions to economic, energy, fertilizer and commercial supply chains, which have direct impacts on our citizens.

 We reiterated the absolute necessity to permanently restore safe and toll free freedom of navigation in the Strait of Hormuz, consistent with UNSC Resolution 2817 and the Law of the Sea.

茂木外務大臣臨時会見記録(令和8年3月27日(金曜日)18時31分 於:パリ(フランス))

大臣 冒頭発言

 6つのセッションがG7外相会合で行われまして、既に貼り出しをしておりますが改めて概要について、まず私の方からお話をさせていただきたいと思います。今回のG7外相会合では2日間にわたりまして、現下の緊迫したイランをめぐる中東情勢に加えまして、ウクライナ、インド太平洋などの地域情勢、さらには地域横断的な海洋安全保障や経済安全保障など、国際社会が直面する諸課題について、G7各国、そしてセッションによっては招待国の外相との間で突っ込んだ意見交換を行ったところであります。

 まず、中東情勢についてでありますが、この議論では私から特に、ホルムズ海峡における全ての船舶の航行の安全確保が、国際社会全体にとって喫緊の課題である。この旨を強調させていただきました。エネルギーの安定供給を確保して、世界経済への影響を抑えるため、国際的な取組であったりとか、イランへの個別の働きかけ、私もアラグチ外務大臣とは2度にわたって電話会談等も行っておりますが、こういった個別の働きかけ。また、先般決定いたしました石油備蓄の共同放出。日本は世界に先駆けて、放出を決定いたしまして、量におきましても米国に次いで世界第2位ということでありまして、こういった協調放出などあらゆる取組を行っていく旨を述べたところであります。また、G7外相で、つい先ほどイランに関するG7外相声明を発出したところであります。

 ウクライナ情勢につきましては、公正かつ永続的な和平を実現すべく、G7として緊密に連携していく、このことを改めて確認いたしました。私からは、力による一方的な現状変更の試み、これは世界のどの地域においても許してはならないこと、G7を含む関係国が結束してウクライナを支えていくということが不可欠である旨を述べたところであります。また、官民一体の復旧・復興を含みます我が国のウクライナ支援の取組、これについても紹介をさせていただきました。

 インド太平洋情勢につきましては、G7の中でアジアから参加しているのは日本だけ、G7のメンバーとなっているのは日本だけでありますから、私から日中関係を含めて最近の中国をめぐる情勢について日本の立場を説明したほか、北朝鮮について完全な非核化の重要性を強調したところであります。加えて、私から拉致問題の即時解決。これはいつも、G7に協力をしていただいておりますけれど、改めて理解と協力を求めたところであります。

 そして、海洋安全保障や重要鉱物サプライチェーンなどの横断的なテーマについてもかなり時間をかけて議論を行いました。海洋安全保障については、私からホルムズ海峡を含む海上輸送路の安全確保の必要性を強調いたしました。また、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の下で、我が国の取組について紹介したところであります。さらに、重要鉱物のサプライチェーンの強靭化の重要性、これを強調し、供給を多角化する、そして適切な市場の形成に向けた取組を強化することの必要性を訴えました。これらについて、G7で引き続き連携して対応していくことを確認しました。

 また、今回のフランス訪問の機会、G7の機会を捉えまして、日仏、日英、日独の外相会談、そして第3回目となります日EU外相戦略対話を開催いたしました。また、パリに戻り、ユネスコ本部を訪問して、新たに就任したエルアナーニー・ユネスコ事務局長とも会談を行ったところであります。2日間にわたり、国際社会が直面する諸課題についてじっくりと議論を行う中で、幅広い分野で、安全保障環境が一層厳しさを増しているという認識を共有することができました。その上で、G7をはじめとします同志国間で緊密に意思疎通を行い、連携を強化していくことがますます重要になっていることを確認させていただきました。

 最後に、G7議長国フランスのバロ外相の温かいおもてなしに感謝したいと思っております。私からは以上です。

質疑応答:G7外相会合の成果、FOIP進化

記者 今、言及あったことと一部重複している部分がありますけれども、アジア唯一のG7メンバーとして、今回インド太平洋に関する分野でG7の関与についてどのような議論をして、どのような成果が得られたのか詳しく伺えればと思います。高市政権はFOIPの深化を掲げていますけれども、実現に向けて各国とどのように連携していくお考えなのかも併せて伺います。

大臣
 先ほど申し上げたように、G7のアジアで唯一のメンバー国ということで、中国や北朝鮮の情勢については、私が中心になって発言をさせていただいたところであります。その上で、ホルムズ海峡を巡る情勢も踏まえて、航行の自由を含みます海洋安全保障、これは最重要テーマの一つであったと考えております。こういった観点も踏まえて、私からは自由、開放性、法の支配といった「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の原則を強調いたしました。その上で、特に海洋安全保障に関する議論ではFOIPの下で行っております地域の能力構築支援といった取り組みについて紹介をして、各国の更なる連携を求めたところであります。議論全体を通じて、こうした日本の考え方や基本的な立場について、G7、さらには招待国の理解が深まったとこんな風に考えております。

 FOIPについてはご案内のとおり提唱から今年でちょうど10年ということでありまして、この間、先ほども申し上げたように、経済安全保障であったり、新興技術をめぐる国際競争が激化をし、国際社会が直面する課題も多様化・複雑化をしているわけでありまして、こうした変化に対応するべく、FOIPを戦略的に進化させる必要がある、そんな風に考えております。

質疑応答:イラン情勢

記者
 まず、米国とイスラエルによるイランへの軍事作戦が始まってから明28日で1か月となりましたが、その受け止めをお願いします。また、冒頭大臣からも言及がありましたけれども、G7外相でイランに関する声明を発出したというお話がありました。今回のG7外相会合で、イラン情勢の事態の沈静化に向けて、具体的にどういった成果が得られたかというところを改めてお考えをお聞かせください。

大臣
 イラン情勢に関しては、攻撃の応酬が1ヶ月続いているわけであります。この間、周辺国を含めて人的・物的被害が拡大し、エネルギーの安定供給への懸念が高まっている。実際に原油価格等々も値上がりしているということを深刻に受け止めております。そして今、何より必要なことは事態の早期沈静化を図っていくことであります。このことにつきましては、会議の中でも私の方から強調させていただきましたし、多くの国というか全ての国がやはり事態の早期沈静化の重要性については考えを共有できたと思っております。今回のG7外相会合ではイランをめぐる情勢についてこういった議論を行ったところでありますけれど、特に私からは、ホルムズ海峡においてすべての船舶の航行の安全を確保することが急務である旨強調いたしまして、そのために我が国が行っている国際的な取り組み、共同声明の発出であったりとか様々なことをやっております。また、イランへの直接の日本としての働きかけについて各国に説明いたしました。米国を含む他のG7からも同様に各国の取組や立場について紹介があったところでありますが、基本的なスタンスについて、それぞれの国の間で齟齬があるということはなかったと思っています。ホルムズ海峡の航行の安全確保は、世界経済への影響も鑑みて、単に当事国だけでなくて、国際社会全体で取り組む必要がある課題だと考えており、こういった点について、G7を含む関係国と引き続き緊密に意思疎通をしていくことで一致したところであります。

質疑応答:経済安全保障の強化

記者
 経済安全保障の観点での今回の会合の成果について伺います。今回の会合では全体のセッションとともに、大臣自身二国間会談の中でも経済安全保障の需要性、又は連携の強化について伝えました。一連の会合を通じて経済安全保障の強化についてどのような成果が得られたか、同様にその意義について、お考えをお願いします。

大臣
 サプライチェーンの強靱化や経済的威圧への対応を含め、経済安全保障の課題への対応、これは一層重要な課題となっていることは間違いないわけであります。とりわけ、現状の重要鉱物をめぐる厳しい状況下において、その安定供給は世界経済の安定的な発展に不可欠でありまして、重要鉱物、レアアースからはじまって、部品を作る、そして最終的には製品にしていく、このようなサブライチェーンの中で、いろんな国に影響が及ぶ問題であると、具体的な例を含めながら説明をして、各国の理解も得たところであります。さらに、今回、インド、ブラジル、サウジアラビアといったグローバルサウスを代表する国々が招待国でした。その中で重要鉱物のサブライチェーンを、G7、さらには同志国、そして今申し上げたようなグローバルサウス、それぞれの国は、例えば採掘ができる国、また、加工・精錬について技術を持っている国、それぞれありまが、しっかり連携しながら、サプライチェーンの強化に取り組んで行こうということができたことが、大きかったのではないかと考えています。

(以上)

Ranking読まれている記事
  • 24時間
  • 1週間
  • 1ヶ月
bnrname
bnrname

pagetop