齋藤海幕長が定例会見 韓国出張と豪州汎用フリゲート事業について報告(4月21日)
- 日本の防衛
2026-4-24 09:45
令和8(2026)年4月21日(火)13時30分~13時34分、齋藤 聡(さいとう・あきら)海上幕僚長は、防衛省A棟10階会見室において定例記者会見を行った。
海幕長からの発表事項と記者との質疑応答は以下のとおり。
海幕長定例記者会見要旨
韓国出張及びオーストラリア出張の成果について
まず初めに、陸上自衛隊の日出生台演習場における事故につきまして、亡くなられた隊員のご冥福を心からお祈りいたします。
私から本日、2つ発表ございます。
1件目、韓国出張の成果についてです。4月15日から16日まで韓国を訪問し、日韓参謀長懇談及び日米韓参謀長級懇談に参加しました。キム韓国海軍参謀総長とは、就任後初めての対面での懇談を行いました。その数日前VTCでの懇談を行っていますが、直接の対面での懇談は初めてであります。また、今回の訪問は、海上幕僚長として8年ぶりになります。懇談を通じまして、インド太平洋における情勢認識を共有するとともに、日韓及び日米韓による海軍主管の防衛協力、交流のさらなる発展について意見交換ができたことは、大変意義あるものであったと考えています。
2件目、オーストラリア出張の成果について。4月17日から19日までの間、オーストラリアを訪問し、日豪防衛相会談及び護衛艦「くまの」艦上での式典に随行しました。護衛艦「くまの」艦上での式典では、両大臣により、オーストラリア汎用フリゲート事業に関する協力覚書への署名が行われ、日豪の官民が一体となって本事業が推進されていることが確認できました。本年は、「日豪友好協力基本条約署名」から50周年を迎える年であり、そのような年に歴史的な事業に係る署名が護衛艦「くまの」の艦上で行われたことは、日豪の防衛協力の進展を示すものと受け止めています。
記者との質疑応答
日豪防衛協力覚書(通称「もがみメモランダム」)、海自と豪海軍との協力関係について
記者 :
オーストラリアの「もがみ」型能力向上型に係る契約締結に関する発表と日豪大臣によるオーストラリア汎用フリゲート事業に関する協力覚書の署名が行われましたが、海上自衛隊とオーストラリア海軍の今後の協力関係等について海幕長の受止めをお願いします。
幕僚長 :
今回、オーストラリアの次期汎用フリゲート事業に関する協力覚書、通称「もがみメモランダム」と呼ばれているそうですけど、これに両大臣による署名が行われました。
この覚書は、オーストラリア海軍の汎用フリゲート事業を今後も着実に前進させるため、日本とオーストラリアが官民一体となって、緊密に協力を継続していくことを両大臣が改めて文書の形で表明したものと承知しています。また、今回豪州方面派遣訓練実施中の護衛艦「くまの」にオーストラリア海軍関係者が乗艦し、「もがみ」型護衛艦に関する教育・訓練を海上自衛隊から受けているということです。「シップライダー」と私たち呼んでいるこの取組、オーストラリアは「シーライダー」と呼んでおりますけども、この取組を通じまして、オーストラリア海軍における「もがみ」型護衛艦に関する理解が深まり、次期汎用フリゲート事業の円滑な進展に資するものと認識しています。オーストラリアは、我が国にとって、ともに米国の同盟国として、基本的価値や安全保障上の戦略的利益を共有する、インド太平洋地域の特別な戦略的パートナーです。今回の事業は、日豪間の防衛協力の具体化を示すものであり、今後の相互運用性向上や艦艇の運用・維持整備面での連携の深化につながっていくものと承知しています。
(以上)
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