森田空幕長が定例会見 空自・米宇宙軍の協力推進に向けた意向表明書への署名など(4月21日)
- 日本の防衛
2026-4-24 10:05
令和8(2026)年4月21日(火)14時30分~14時35分、森田雄博(もりた・たけひろ)航空幕僚長は定例記者会見を行った。
空幕長からの発表事項と記者との質疑応答は以下のとおり。
1 発表事項等
まずはじめに、陸上自衛隊日出生台演習場での事案において、亡くなられた3名の隊員のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、負傷された隊員へのお見舞いを申し上げます。
本日は私から1点です。私は、4月14日から19日までの間、宇宙参謀長等会同及び連合宇宙作戦(CSpO)イニシアチブ将官級会議に参加するため、アメリカ合衆国に出張いたしました。宇宙参謀長等会同においては、米宇宙軍の活動状況について紹介を受けるとともに、我が国の宇宙政策や航空自衛隊の宇宙分野における取組に関する説明を行ったほか、各国参加者との間で、宇宙分野における連携と協力の重要性を確認いたしました。CSpOイニシアチブ将官級会議におきましては、責任ある宇宙利用の推進に資する活動や宇宙の安全保障に必要な運用、体制、法的な課題等について意見交換を行いました。また、米宇宙軍作戦部長サルツマン大将と会談を行うとともに、「航空自衛隊・米宇宙軍間の協力を推進するための意向表明書」に署名いたしました。これは、米宇宙軍と航空自衛隊が、宇宙の主要分野における協力の機会を検討し、より一層協力を強化するという意思の確認を目的とするものであります。我が国の安定的な宇宙利用を確保するためには、同盟国・同志国及び官民との連携が不可欠との認識のもとに、引き続き、アメリカ合衆国をはじめ、各国との連携を一層強化してまいります。
2 記者との質疑応答
アメリカ出張の成果・意義について
記者 :
冒頭ご発言がありましたが、アメリカへの出張の成果や意義について、もう少し詳細を教えてください。
空幕長 :
本出張を通じましては、宇宙を巡る国際競争が激化の一途を辿る中、いかなる状況においても我が国の宇宙空間の安定利用を確保することの重要性を改めて実感いたしました。特に、宇宙参謀長等会同及びCSpOイニシアチブ将官級会議において、参加国との意見交換を通じ、宇宙領域における各国及び多国間の取組に関して相互理解を深め、航空自衛隊が取り組んでいる宇宙作戦能力の強化への有益な示唆を得ることが出来ました。また、冒頭でも申し上げましたが、今回署名した意向表明書につきまして、仮称とはなりますが航空宇宙自衛隊への改編を今年度中に予定している中、米宇宙軍と更に協力を進めていく意向を双方が確認し、明示したという点、特に意義深いものと考えております。更に、同時期に開催されたスペースシンポジウムや民間力によって宇宙領域把握等に資する活動を行うJCO※への訪問を含めて、我が国の宇宙空間の安定的な利用を確保するためには、繰り返しになりますが、同盟国・同志国及び民間との連携が不可欠であるということを一層強く認識する機会となったことも、本出張の成果と考えております。
※ JCO: Joint Commercial Operation cell
(以上)
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