オーストラリア次期汎用フリゲートの動力源にロールス・ロイスMT30エンジンが選定 (4月21日)
- 日本の防衛
2026-4-24 12:15
ロールス・ロイスは2026年4月21日(火)(現地時間)、同社の舶用ガスタービン「MT30」が豪海軍の次期汎用フリゲートに選定されたことについて、以下のように公表した。
なお下記は、英国にて同日に配信された英語原文を抄訳し、22日(水)に公表されたものの部分転載である。
ロールス・ロイスの舶用ガスタービンMT30 豪海軍の次期汎用フリゲートに選定

豪海軍の次期汎用フリゲートの動力源として、ロールス・ロイス MT30 舶用ガスタービンが選定されました。昨年、オーストラリアは汎用フリゲートの後継プラットフォームとして、日本のもがみ型護衛艦能力向上型を選定したと発表しました。もがみ型護衛艦は現在、ロールス・ロイスの舶用ガスタービン MT30を動力源としており、豪海軍は自国の艦隊においてもMT30を採用すると発表しました。
ロールス・ロイス MT30 エンジンは、豪海軍の対潜および航空の防衛能力強化に寄与すべく、最大11隻の艦艇に搭載される予定です。
ロールス・ロイス防衛事業開発・将来プログラム部門ディレクターであるアレックス・ジノは、次のように述べています。
「ロールス・ロイスは、100年以上にわたり、オーストラリアの重要なパートナーとして、空・陸・海向けの動力・推進ソリューションを提供してきました。オーストラリアの次期汎用フリゲートの動力源として、ロールス・ロイスのMT30 エンジンを採用いただき、長年のパートナーシップをこれからも継続できることを大変嬉しく思います。
ロールス・ロイスは、アジア太平洋地域における安全保障の強化へむけた日本とオーストラリアの取り組みを支援できることを嬉しく思います」
MT30は、現在運用中の舶用ガスタービンの中で、世界最高の出力密度、パワーマージン、そしてプラットフォーム設計の柔軟性を有しています。そしてその高い効率性、信頼性、運用期間を通じた出力維持能力は、現場での運用を通じて実証されています。
MT30の設計、組立、試験は、英ブリストルのロールス・ロイス施設で行われ、豪海軍ハンター級フリゲートを含むグローバル・コンバット・シップ(GCS)など、世界最新鋭の海軍プラットフォームの多くに採用されています。
オーストラリア向け次期汎用フリゲートの最初の3隻は三菱重工業株式会社によって日本で建造され、輸出される予定です。1番艦は2029年にオーストラリアに納入され、2030年に就役する計画です。
もがみ型護衛艦能力向上型には、MT30 舶用ガスタービンに加え、ロールス・ロイス パワーシステムズの mtu Series 4000 のディーゼルエンジン発電機が搭載され、艦載システムに広く安定的に電力を供給する予定です。この発電機は、ロールス・ロイス パワーシステムズの強固なライセンスパートナーである、ダイハツインフィニアース株式会社を通じて提供されます。ロールス・ロイスは、現代の海軍プラットフォームの構築に、統合的かつ多部門にわたり貢献しています。
オーストラリアにおけるロールス・ロイス
ロールス・ロイスはAdour、AE2100、AE3007H、BR710などのエンジンにより豪空軍(RAAF)に動力を供給しているほか、オーストラリア、英国、米国の3カ国によるAUKUS協定の枠組みにおいても重要な役割を果たしております。子会社のロールス・ロイス・サブマリンズはオーストラリアの原子力潜水艦向けに原子炉を供給する予定です。
(以上)
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