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齋藤海幕長が定例会見 トマホーク実射試験「ちょうかい」の帰国、カイジョウジエイ鯛君の利用規定など(8月25日)

  • 日本の防衛

2026-8-27 09:09

 防衛省 海上幕僚監部は令和8(2026)年8月26日(水)、前日の25日13時30分~13時40分に防衛省A棟10階会見室において行われた齋藤 聡(さいとう・あきら)海上幕僚長の定例記者会見の内容を公表した。
 海幕長からの発表事項と記者との質疑応答は以下のとおり。

海幕長からの発表事項

 本日、私から2件、発表します。
 1件目は、護衛艦「ちょうかい」の帰国についてです。昨年から米国に派遣され、トマホークミサイル発射能力の獲得及び実射試験等に取り組んできた護衛艦「ちょうかい」が、予定していた一連の試験等を終了し、8月30日(日)に佐世保へ帰国する予定です。
 約1年前の派遣当初、サンディエゴにおいて艦長以下、乗員を激励しましたが、長期派遣任務に従事した艦長以下、乗員に心から「ご苦労様」と声をかけたいと思います。今回得られた知見や経験を今後の海上自衛隊の能力向上にしっかりとつなげてまいります。海上自衛隊としては、引き続き、スタンド・オフ防衛能力の早期構築に向けて、着実に取組を進めてまいります。
 2件目は、カイジョウジエイ鯛君の利用規程の公開についての紹介です。海上自衛隊広報アンバサダーとして全国で活躍している、カイジョウジエイ鯛君について、配布した資料のとおり、8月3日に「カイジョウジエイ鯛利用規定・ガイドライン」を策定し、海上自衛隊のホームページに掲載しました。
 こちらの利用規定及びガイドラインに基づき、キャラクターや関連デザインを利用していただくことが可能となりましたので、ご紹介させていただきます。私も手作りのカイジョウジエイ鯛君をいつも持ち歩いています。いろいろなところで活用いただきたいと思います。

記者との質疑応答

トマホークミサイル実射試験の成果と意義

記者
 護衛艦「ちょうかい」は、8月30日に帰国する予定とのことですが、トマホークミサイルの実射試験成功の成果と意義について、改めて教えてください。
海幕長
 今回の派遣の最大の成果は、トマホーク発射能力の付加に必要な艦艇改修、隊員の教育・訓練、能力認定、そして実射試験までの一連のプロセスを完遂し、海上自衛隊として初めて、乗員の練度を含め、トマホークミサイルを装備した護衛艦が、実際の任務に従事できることを確認した点にあると考えています。
 また、今回得られた知見や経験は「ちょうかい」だけにとどまるものではなく、今後トマホーク発射能力を備える艦艇や海上自衛隊全体の能力向上にも活用される貴重な財産になると考えています。
 今回の派遣は、スタンド・オフ防衛能力の早期構築に向けた取組の重要な一歩であり、我が国の抑止力・対処力の向上に資する意義のある成果であると認識しています。海上自衛隊としては、引き続き、スタンド・オフ防衛能力の早期構築に向けた取組を着実に進めてまいります。

護衛艦「ちょうかい」が任務に就く時期

記者
 護衛艦「ちょうかい」は8月30日に佐世保に戻られるということですが、実際に任務につく時期はいつ頃でしょうか。
海幕長
 いつから任務につくかについては、部隊運用の細部にかかわることですので、回答を差し控えたいと思います。ご理解お願いいたします。

カイジョウジエイ鯛を広めたい対象

記者
 カイジョウジエイ鯛の利用規程について伺います。商用、非商用問わず規定があるようですが、具体的にはどのような層、方々に広めていきたいか教えてください。
海幕長
 一番広めたい層は募集対象者ですが、まずは幅広くカイジョウジエイ鯛君を認知していただいて、これを通じて海上自衛隊を知っていただき、その先に募集対象者に波及していったらよいと考えています。

SNSでの活用への期待

記者
 若い世代に訴求力のあるSNSでの活用についても期待されているのでしょうか。
海幕長
 ご活用いただき、いわゆる「バズって」いただきたいと考えています。私どもとしても、機会があるたびにカイジョウジエイ鯛君を部隊視察の際に用いたり、大臣室でも使ってもらったり、そういった努力を引き続き重ねていきたいと思っております。

約1年間という派遣期間の長さ

記者
 護衛艦「ちょうかい」の約1年間という派遣期間は、海上自衛隊の派遣として長い方なのでしょうか。
海幕長
 私の認識では、約1年間というのは長い方だと思っております。遠洋練習航海でも数か月であり、派遣海賊対処行動についても、これまで長い期間でも半年程度だったと思います。それを考えると、約1年間というのは長い方だと認識しております。

長期派遣の課題と隊員・家族への配慮

記者
 護衛艦「ちょうかい」の米国派遣について、長期にわたる航海を実施する上での課題やポイントは、どのようなところにあったとお考えでしょうか。
海幕長
 今回は、往復を含めて約1年間という期間であり、その間ずっと洋上を航行していたわけではありません。サンディエゴで所要の改修や訓練を行い、必要な休養も取りながら、全体で約1年間となったものです。
 隊員が長期間海外に滞在することは、ご家族にも相当な負担を掛けることになりますので、試験に直接関係しない期間については、公費で本国に戻る期間を設けました。また、艦内の限られた環境で長期間生活することによる精神面への影響も考慮し、公費で艦外に宿泊できる機会も設けました。
 これらは今回初めて取り組みだと思います。今後、同様の長期派遣を実施する上でも、このような取組が必要であるという教訓を得たところです。
(以上)

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