日本の防衛と安全保障の今を伝える
[Jディフェンスニュース]

site search

menu

Jディフェンスニュース

JA2024速報──KAI[W2-060]

  • その他

2024-10-17 08:01

2024年10月16日から19日まで開催されている「2024国際航空宇宙展」(JA2024)。主要出展ブースの展示内容を、短い記事にまとめてお届けしよう。稲葉義泰 INABA Yoshihiro

KAIブースの外観。ずらりと並んだ飛行機の模型は、手前からKF-21戦闘機、UCAV(戦闘用無人機)、T-50高等練習機 写真:稲葉義泰

 韓国の航空機メーカーであり、戦闘機KF-21のスピード開発で話題のKAIは、日本市場を非常に意識した展示を行っている。

 現在、航空自衛隊では初等練習機であるT-7の後継機選定が行われているが、KAIは同社の製品である初等練習機KT-1のモデルを展示している。また、高等練習機であるT-4後継機の行方も気になるところだが、KAIはこちらにたいしても高等練習機T-50のモデルを展示しており、担当者によると「T-4後継機も含めた日本市場を意識している」とのことであった。

 韓国の国産戦闘機であるKF-21や協調型無人機などの模型も展示されており、韓国の航空機産業の「現在」を知ることができる展示内容といえる。ちなみに、展示ブースには日本語の堪能な担当者もいらっしゃるため、色々と突っ込んだお話まで伺うことができるのもありがたい。

模型ではあるものの、韓国の次期戦闘機であるKF-21の姿をじっくり見ることができる 写真:編集部

(以上)

稲葉義泰INABA Yoshihiro

軍事ライターとして自衛隊をはじめとする各国軍や防衛産業に携わる国内外企業を取材する傍ら、大学院において国際法を中心に防衛法制を研究。著者に『「戦争」は許されるのか 国際法で読み解く武力行使のルール』『“戦える”自衛隊へ 安全保障関連三文書で変化する自衛隊』(イカロス出版)などがある。

https://x.com/japanesepatrio6

bnrname
bnrname

pagetop