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JA2024速報──IFSジャパン[W4-057]

  • その他

2024-10-17 08:05

2024年10月16日から19日まで開催されている「2024国際航空宇宙展」(JA2024)。主要出展ブースの展示内容を、短い記事にまとめてお届けしよう。井上孝司 INOUE Koji

IFSは、航空宇宙・防衛産業向けの資産管理ソリューションに強い会社。目立たないポジションだが、こういうシステムの支えがなければ、航空機の製造・運用環境が複雑・高度化している状況には対応できない 写真:井上孝司

 IFSといっても一般に馴染みが薄いかもしれないが、航空宇宙・防衛産業向けの資産管理ソリューションを手掛けている会社だ。

 たとえば、航空機の整備を行うには、機体の運用状態・整備の実施状況を管理するだけでなく、そこで使用するスペアパーツなどの供給も管理しなければならない。パーツを交換しようと思ったら在庫切れ、では困ってしまう。

 そこの問題解決を手掛けているのがIFS。航空機メーカーでは、たとえばロッキードマーティン、BAEシステムズ、サーブといったところが顧客で、F-35戦闘機の製造・維持管理でも、同社の技術が使われている。また、大手エアラインでも同社の顧客は多い。しかも最近では、作業工程の立案や業務の予測といったところでAI(人工知能)を積極的に活用している。

 航空機に限ったことではないが、購入したらそれで終わりではなく、その後の維持管理を適切に行わなければ使い物にならない。しかも、その維持管理の作業はできるだけ効率的に、迅速に、そして確実に行わなければならない。それを支えている会社がIFSである。

(以上)

井上孝司INOUE Koji

1966年7月生まれ、静岡県出身。1999年にマイクロソフト株式会社(当時)を退社してフリーライターに。現在は航空・鉄道・軍事関連の執筆を手掛けるが、当初はIT系の著述を行っていた関係でメカ・システム関連に強い。『戦うコンピュータ(V)3』『現代ミリタリーのゲームチェンジャー』(潮書房光人新社)、『F-35とステルス』『作戦指揮とAI』『軍用レーダー』(イカロス出版、わかりやすい防衛テクノロジー・シリーズ)など、著書・共著多数。『Jウイング』『新幹線エクスプローラ』『軍事研究』など定期誌や「マイナビニュース」「トラベルウォッチ」などのWEBメディアにも寄稿多数。

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