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4月2日早朝、北朝鮮が弾道ミサイルを発射 日本海のEEZ外に落下

  • 防衛省関連

2024-4-2 11:45

 防衛省は令和6(2024)年4月2日6時55分、「北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射された」と速報を発した。
 同日8時45分、防衛省と内閣官房の連名で、次の通り続報を発表した。

発表内容

1 北朝鮮は本日6時52分頃、北朝鮮西岸から、少なくとも1発の弾道ミサイルを、北東方向に向けて発射した。詳細については現在分析中だが、発射された弾道ミサイルは、最高高度約100km程度で、約650km以上飛翔し、落下したのは朝鮮半島東の日本海であり、我が国の排他的経済水域(EEZ)外であると推定している。

2 政府より、付近を航行する航空機や船舶への情報提供を行ったところ、現時点において被害報告等の情報は確認されていない。

3 総理には、本件について直ちに報告を行い、次の3点について指示があった。
① 情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと
② 航空機、船舶等の安全確認を徹底すること
③ 不測の事態に備え、万全の態勢をとること

4 政府においては、官邸危機管理センターに設置している「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」において、関係省庁からの情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集し、対応について協議を行った。

5 また、防衛省においては、防衛大臣が総理指示を受け、次の2点について指示を出した。
① 米国、韓国等と緊密に連携しつつ、情報収集・分析に全力を挙げること
② 不測の事態の発生に備え、引き続き警戒監視に万全を期すこと

6 これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は、我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものである。また、このような弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反し、国民の安全に関わる重大な問題である。我が国としては、北朝鮮に対して厳重に抗議し、強く非難した。

7 国民の生命・財産を守り抜くため、引き続き、米国や韓国等とも緊密に連携し、情報の収集・分析及び警戒監視に全力をあげるとともに、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに発表することとする。

地図出典:防衛省リリース

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