防衛省、GPIの日米共同開発でノースロップ・グラマン案の採用を決定
- 防衛省関連
2024-9-26 09:45
防衛省は令和6(2024)年9月26日4:00、GPI(滑空段階迎撃用誘導弾)の日米共同開発について、米ノースロップ・グラマン社が提案する案を採用することを発表した。
発表の内容は以下の通り。
GPI共同開発に係る開発コンセプトの決定について
防衛省と米国ミサイル防衛庁(MDA)は、今年度より日米共同開発を開始したGPI(Glide Phase Interceptor:滑空段階迎撃用誘導弾)について、米国ノースロップ・グラマン社の提案するコンセプトを採用することで一致しましたので、お知らせします。
GPI開発の初期段階においては、複数の異なるコンセプトに基づいて基本的な設計の具体化と検証を進める方式を採用しており、このため米国MDAは、2021年にGPIの開発を開始して以降、2022年よりレイセオン社及びノースロップ・グラマン社の2社と契約を結んできました。
日米両国は、2023年8月に共同開発の開始を決定し、2024年5月にはプロジェクト取決めに署名した上で、コンセプトの決定について、日米間で継続的に議論・調整を進めてまいりました。今般、米国2社より提案されたコンセプトの性能、コスト、スケジュール及びリスクを、日米両国がそれぞれの立場から総合的に評価し、採用すべきコンセプトを判断した結果、両国の意見が一致しました。
今後、日米両国は、同コンセプトに基づき、2030年代の開発完了を目指してGPI日米共同開発を進めてまいります。防衛省は、同コンセプトに基づき日本が開発を分担することとなる部位について、適切な手続きを経て、設計・製造能力を有する国内企業との契約を進めてまいります。
今回決定されたGPIコンセプトを実現させることにより、我が国の統合防空ミサイル防衛能力は抜本的に強化されるとともに、日米同盟の抑止力・対処力の向上に寄与します。防衛省は、同コンセプトの開発完了に向けて米国防省と緊密に連携し、共同開発を通じた同盟の強化に尽力してまいります。
(以上)
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