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AIパイロットとの空中戦を体験──技術シンポジウム2024

  • 日本の防衛

2024-11-15 15:36

今年も開かれた、防衛装備庁が主催する「技術シンポジウム2024」。注目の展示を紹介しよう。稲葉義泰 INABA Yoshihiro

 防衛装備庁の「技術シンポジウム2024」において、航空装備研究所は「航空戦闘へのAIの適用を目指して」と題し、空中戦でのAI活用に関する研究について展示した。

写真:編集部(以下同じ)

 これは、人工知能(AI)を戦闘機同士の空対空戦闘に関するシミュレーションに活用しようというもの。人による指導やAI自身の試行錯誤などを通じて、敵機の撃墜と自機の生存を両立する行動パターンの確立を目指す。

 これまで防衛装備庁では、空戦に関する優れたアイデアを集めるべく、AIコンテストを開催してきた。下の写真は、モニターに映し出された「第2回AIコンテスト入賞者の対戦の様子」。

 会場では、そのコンテストにおいて1位〜5位を獲得したAIモデルとの模擬空戦ができるシミュレーターが置かれており、実際にその強さを実感することができた。
※編集部注:編集部は5位と戦って勝ったが、稲葉氏は1位と戦って負けた。スティックとスロットルは、A-10攻撃機のものを模した市販品であった。

(以上)

稲葉義泰INABA Yoshihiro

軍事ライターとして自衛隊をはじめとする各国軍や防衛産業に携わる国内外企業を取材する傍ら、大学院において国際法を中心に防衛法制を研究。著者に『「戦争」は許されるのか 国際法で読み解く武力行使のルール』『“戦える”自衛隊へ 安全保障関連三文書で変化する自衛隊』(イカロス出版)などがある。

https://x.com/japanesepatrio6

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