[国会答弁]潜水艦修理契約に係る特別防衛監察に関する質問と答弁
- 日本の防衛
2024-12-12 09:02
令和6(2024)年12月10日(火)、衆議院議員 原口一博(はらぐち・かずひろ)氏が第216回国会に提出した質問「潜水艦修理契約に係る特別防衛監察に関する質問主意書」とそれに対する答弁書が報道に公開された。
内容はこちらの通り。
潜水艦修理契約に係る特別防衛監察に関する質問主意書
令和6年11月28日提出 質問第20号
提出者 原口一博
令和6年4月、川崎重工業株式会社から防衛省への通報により、両者間の潜水艦修理契約に関し、同社と取引先企業との間に架空取引があったことや、架空取引で捻出した資金によって海上自衛隊員への金品・飲食の提供が行われていたこと等が判明した。これに対し、同年7月、木原防衛大臣(当時)の指示により、海上自衛官と契約の相手方との関係及び契約の適正性に関する特別防衛監察の実施が決定された。
これを踏まえ、次のとおり質問する。
一 現在も特別防衛監察は実施中であると承知しているが、その結果の公表はいつ頃を見込んでいるか示されたい。
二 木原防衛大臣は、令和6年7月30日の衆議院安全保障委員会で「中間的な報告については、監察の進捗状況等を踏まえて、今後その御提案については検討するものと思っております。」と述べた。その検討状況はどうなっているのか、中間報告を公表する予定はあるか伺いたい。
三 現在調査が進められているとはいえ、潜水艦修理契約における不適切な行為及び隊員の規律違反の疑いが生じていることについて、石破新内閣としてはどのように認識しているか伺いたい。
右質問する。
衆議院議員原口一博君提出潜水艦修理契約に係る特別防衛監察に関する質問に対する答弁書
一について
御指摘の「潜水艦修理契約」に関する特別防衛監察(以下「監察」という。)の結果の公表については、調査を要する事項が多岐にわたること、また、監察の適正な実施を確保する観点から、一定の時間を要するため、現時点でその具体的な時期をお示しすることは困難である。
二について
お尋ねの「中間報告を公表する予定」については、監察の進捗状況等を踏まえ、現在検討中である。
三について
御指摘の「潜水艦修理契約における不適切な行為及び隊員の規律違反の疑い」については、現在、防衛省において、監察等を実施しているところであるが、国民の疑念を招く行いがあるならば、極めて遺憾である。今後、監察等の結果を踏まえ、厳正に対処していく考えである。
(以上)
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 《レポート》海自の新型艦艇 哨戒艦「さくら」「たちばな」が進水、年度内就役へ(11月13日)
- 日豪加新4カ国が東シナ海で共同訓練 海自「まや」など参加し連携強化(11月14日)
- 防衛装備庁が次期戦闘機に搭載する誘導武器に関する情報提供企業を募集(11月13日)
- 日本の防衛にも成層圏ガス気球を 北海道の企業が展示:防衛装備庁シンポジウム レポート④
- アデン湾海賊対処のP-3C哨戒機 令和7年10月の活動状況
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 第216回臨時国会に、自衛官の俸給月額やボーナス引き上げについての法律案が提出
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 人事発令 11月9日・10日付け、1佐職人事(空自9名、陸自2名)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 防衛装備庁が次期戦闘機に搭載する誘導武器に関する情報提供企業を募集(11月13日)
- 《レポート》海自の新型艦艇 哨戒艦「さくら」「たちばな」が進水、年度内就役へ(11月13日)
- 国連の野外衛生救護補助員コースに11月24日から陸上自衛官1名を派遣予定(11月12日)
- 日本の防衛にも成層圏ガス気球を 北海道の企業が展示:防衛装備庁シンポジウム レポート④
- 海自、フィジー 海軍と共同訓練を実施(11月3~7日)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 陸自UH-1J多用途ヘリにレーザー照射 徳島県住宅地上空で発生 乗員・航空機に被害なし・警察に通報(11月11日)
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 人事発令 11月9日・10日付け、1佐職人事(空自9名、陸自2名)
- 人事発令 10月30日付け、1佐職人事(空自4名)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 人事発令 11月5日付け、1佐人事(海自1名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 島嶼防衛用新型対艦ミサイルの研究は1回目の試射が終了:防衛装備庁シンポジウム レポート②
- 国連の野外衛生救護補助員コースに11月24日から陸上自衛官1名を派遣予定(11月12日)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 防衛装備庁が次期戦闘機に搭載する誘導武器に関する情報提供企業を募集(11月13日)

