中谷防衛大臣が記者会見 日米のオスプレイ運用、大臣のイギリス訪問などについて回答(12月17日)
- 日本の防衛
2024-12-19 12:03
令和6年12月17日(火)08時33分~08時38分、中谷 元(なかたに・げん)防衛大臣は、国会議事堂本館内閣議室前で記者会見を行った。
内容は、以下の通り。
大臣からの発表事項
なし
記者との質疑応答
日米のオスプレイ運用について
記者 :オスプレイについて2点伺います。
まず、米軍のオスプレイについてですが、運用停止と再開について、アメリカ側に安全確保の内容などを確認中とのことでしたが、最新の状況を教えてください。
2点目として、陸自のオスプレイの方ですが、運用見合わせから今日で1週間経ちますけれども、その後の安全確認の現状と、再開のめどを伺います。もしめどが立ったのであれば、いつ、どのような情報に基づいて判断したのかもあわせてお伺いします。
大臣 :米軍のオスプレイにつきましては、技術情報等も含めまして、米側と引き続き詳細なやり取りを行っております。
米国のニューメキシコ州において発生した米空軍のCV-22オスプレイの予防着陸に係る事実関係、また、米側が実施している飛行の安全確認の内容等について、確認作業を進めているところであります。
今月の15日に沖縄を訪問した際には、私から、沖縄のターナー在沖米軍四軍調整官に対して、飛行の安全が最優先であるということを確認しまして、更なる綿密な連携を求めたところでございます。
その上で、任務飛行を除いて飛行を見合わせている陸上自衛隊のV-22オスプレイについては、米側とのやり取りによって得られる情報を踏まえて、適切に処理をしてまいります。米側からは、当該措置について一律に運用停止を指示するようなものではなくて、各軍種において引き続き安全の確保に努めながら、それぞれ対応を行うものである旨の説明を受けております。こうした説明のほか、技術情報等も含めて米側とは引き続き詳細なやり取りを行っているところであります。米側が実施している飛行の安全確保の内容等についても確認作業を進めているところです。
いずれにしましても、オスプレイの日本国内における飛行の運用に関しましては、飛行の安全確保、これが最優先であるということは、今月の10日に実施した日米防衛相会談も含めて日米間のあらゆるレベルで確認をしておりまして、引き続き日米で協力をし、安全確保に万全を期してまいります。
中谷大臣のイギリス訪問について
記者 :次期戦についてまず伺います。大臣は、年明けにもイギリスを訪問し、今後の開発の進め方などをめぐってヒーリー国防相と会談するということですけれども、どういったことを議題にされたいとお考えでしょうか。また、サウジアラビアをパートナーとして迎えることも検討されているようですけれども、この点についても、ヒーリー氏とお話されるおつもりはありますでしょうか。
大臣 :報道については承知をしておりますけれども、私のイギリス訪問につきましては、何ら決まったものはございません。我が国とイギリスは、アジア・欧州における相互に最も緊密な安全保障上のパートナーであります。防衛分野においても、GCAPをはじめ、様々な分野で協力・交流が進展をしておりまして、日英の防衛大臣間で緊密な連携を図るということは非常に重要なことだと認識しておりますが、いずれにしましても、私のイギリス訪問については、現在、何ら決まったものはございません。
自衛官の処遇改善等に関する今後の方針等について
記者 :一部の報道によればですね、自衛官の処遇改善に向けて防衛省内に人的基盤の強化を担う新たな組織の設置など政府がまとめた基本方針の議案が判明したということですけれども、これについての事実関係と今後の方針についてよろしくお願いいたします。
大臣 :報道については、承知はしております。
自衛官の処遇改善等に関する今後の方針等につきましては、これまで官邸で会議を実施をしております。今まで3回実施をしまして、年内の取りまとめに向けた検討を加速しているところでありますので、詳細についてはですね、近日中に事務方から説明をさせます。
(以上)
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