松本外務大臣政務官、サアル・イスラエル国外務大臣を表敬(8月13日)
- 日本の防衛
2025-8-18 08:30
外務省は、令和7(2025)年8月14日(木)、イスラエルを訪問中の松本 尚(まつもと・ひさし)外務大臣政務官が13日(水)にギデオン・サアル・イスラエル国外務大臣を表敬したことについて以下のように報道発表した。
松本外務大臣政務官によるサアル・イスラエル国外務大臣表敬
8月13日午後8時50分(現地時間同日午後2時50分)から約1時間、イスラエルを訪問中の松本尚外務大臣政務官は、ギデオン・サアル・イスラエル国外務大臣(H.E. Mr. Gideon Sa’ar, Minister of Foreign Affairs of the State of Israel)を表敬したところ、概要は以下のとおりです。
1 冒頭、松本政務官から、ハマスによるテロ攻撃を断固として非難し、ハマスは武装放棄すべきと強調した上で、イスラエル政府が発表したガザ市の制圧等に関する計画の決定により、既に深刻なガザの人道状況が一層悪化することを強く懸念する旨述べました。その上で、一刻も早い停戦と人質解放の実現に向けて誠実に取り組むことの重要性を伝えるとともに、今回の計画のような、「二国家解決」の実現に逆行するいかなる動きにも反対する旨を述べました。
2 また、松本政務官から、飢餓を含む深刻な人道危機を終了させるための実質的な措置を講じることを改めて強く求めました。
3 加えて、松本政務官から、我が国として「二国家解決」の実現を重視している点を述べた上で、イスラエルによるガザでの軍事作戦や西岸地区における入植地の拡大を受け、「二国家解決」の前提が崩れかねないことに強い危機感を有している旨強調しました。また、国際社会とともに、パレスチナの経済的自立を支えていくことが重要であり、イスラエルの国益にも資することを説明しました。
4 これに対し、サアル外相からイスラエルの立場につき説明がありました。また、両者はあらゆるレベルでの様々な協議枠組みや会談機会を活用し、引き続き日・イスラエル関係及び地域・国際情勢について意思疎通を行い、中長期的な観点から二国間関係について協議していくことで一致しました。
(以上)
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