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《レポート》航空自衛隊が宇宙作戦団を新編、宇宙監視能力の拡充へ(3月28日)

  • 特集

2026-3-30 18:18

 航空自衛隊は令和8(2026)年3月28日(土)、府中基地に司令部を置く宇宙作戦群を改編して、新たに宇宙作戦団を新編したことに際し、新編記念式典を執り行った。

若林洋平(わかばやし・ようへい)防衛大臣政務官から、宇宙作戦団の初代司令となった石井浩之(いしい・ひろゆき)空将補への部隊旗授与 写真:伊藤久巳
森田雄博(もりた・たけひろ)航空幕僚長は「空のみならず宇宙空間も重要な警戒活動の範囲。宇宙作戦団には国民の信頼と期待に確実に応えてもらいたい」と訓示 写真:伊藤久巳

 これまで単独の群編成だった宇宙部隊は、今回の改編により石井浩之(いしい・ひろゆき)空将補を司令とする団司令部の隷下に複数の群を置く組織へと移行した。第1、第2宇宙作戦群の下にはそれぞれ2個宇宙作戦隊と1個宇宙システム管理隊が配置され、SDA(宇宙領域把握)任務や新規装備の運用を担う体制となっている。これにより、従来約310名規模だった部隊は、約670名規模へと倍増した。これは、令和8(2026)年度末に予定されている「宇宙作戦集団」への発展、および航空自衛隊の「航空宇宙自衛隊」への改称を見据えた段階的措置でもある。

宇宙作戦団の編成 資料出典:防衛省 令和7年度予算の概要

 宇宙作戦団の今後の活動としては、地上レーダーや将来導入されるSDA衛星、レーザー測距装置などを組み合わせた宇宙監視能力の向上に加え、電磁妨害への対処や同盟国との連携強化を進めていくことになる。

宇宙作戦団の任務のイメージ 資料出典:防衛省 令和7年度予算の概要

 サイバーや電磁波(通信など)と並ぶ新領域とされる「宇宙」は、自衛隊の作戦基盤を支える機能であり、その重要性は近年急速に高まっている。

(文:伊藤久巳)

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