レーザー兵器で撃ち落としたドローンを展示──技術シンポジウム2024速報
- 日本の防衛
2024-11-13 13:25
今年も開かれた、防衛装備庁が主催する「技術シンポジウム2024」。注目の展示を紹介しよう。
「技術シンポジウム2024」において、新世代装備研究所は「高出力レーザシステムの研究成果」というパネル展示を行った。
高出力レーザシステムは、小型無人機や迫撃砲弾の低コストな迎撃を目指して、平成30年度より研究がスタートしたもの。
この研究で新世代装備研究所(かつての次世代装備研究所)は、国産のファイバーレーザーを使用した電気駆動による高出力レーザシステムを開発し、川崎重工に発注して装置を製作。出力100キロワット級を実現した。そして実際の試験において、飛行中の小型無人機や迫撃砲弾にレーザーを照射し、見事破壊することに成功した。
破壊されたドローン(4基のプロペラは外してある)が展示されており、レーザーの熱によって樹脂部分が溶けていることを確認できる。
今後も、引き続き試験を実施してデータの収集を行う予定とのこと。
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 《ノースロップ・グラまんが》近未来防衛戦闘のリアル──第2回 敵艦レーダーをねらえ:AARGM-ER
- 第216回臨時国会に、自衛官の俸給月額やボーナス引き上げについての法律案が提出
- 自衛隊呉病院の1等海尉と第1術科学校の防衛技官を書類送致。歯科医師法(改正前)違反などの疑い
- 人事発令 8月1日付け、1佐職人事(陸自191名、海自56名、空自34名)
- 《ニュース解説》10式戦車の能力向上に向けた防衛装備庁の動き