中谷防衛大臣がヨルダン国王にオンラインで表敬、日ヨルダン防衛相会談も実施(8月21日)
- 日本の防衛
2025-8-25 11:11
防衛省は令和7(2025)年8月21日(木)22時40分、中谷元(なかたに・げん)防衛大臣のヨルダン国王表敬及び日ヨルダン防衛相会談等について以下のように公表した。
ヨルダン国王表敬及び日ヨルダン防衛相会談等
1.ヨルダン国王表敬
令和7年8月21日12時20分(現地時間)から約15分間、中谷大臣は、アブドッラー2世ヨルダン国王にオンラインで表敬を実施したところ、概要次のとおり。
(1)冒頭、中谷大臣は、ヨルダンが中東地域の平和と安定のために大きな役割を果たしていることに敬意を表した。また、中東情勢を受けた自衛隊の在外邦人輸送等に対するヨルダンからの支援へ感謝を述べた。
(2)アブドッラー2世国王から、二国間の防衛協力関係が発展していること、本日の中谷大臣とハッサン・ヨルダン首相兼国防大臣との防衛相会談をはじめ、防衛当局間の緊密な連携の継続を歓迎しヨルダン及びヨルダン軍からの自衛隊への協力を惜しまない旨発言があった。
(3)中谷大臣及びアブドッラー2世国王は、日ヨルダンの防衛協力・交流を促進していくことで一致した。
2.日ヨルダン防衛相会談
令和7年8月21日11時10分(現地時間)から約30分間、中谷防衛大臣とハッサン・ヨルダン首相兼国防大臣との会談が行われたところ、概要次のとおり。
(1)冒頭、中谷大臣は、中東情勢を受けた自衛隊の在外邦人等輸送等に対するヨルダンからの支援への感謝を述べるとともに、同国が中東地域の平和と安定のために大きな役割を果たしていることに敬意を表した。これに対し、ハッサン首相兼国防大臣から、二国間協力の深化を歓迎するとともに、更なる発展への期待が示された。
(2)大臣とハッサン首相兼国防大臣は、2016年に署名された防衛協力・交流に関する覚書に基づき両国の防衛協力が発展していること、特に昨年(2024)は、2月の防衛相会談、11月のアル・フネイティ統合参謀本部議長の訪日等、ハイレベル交流が盛んに行われていることを歓迎した。
(3)さらに、中谷大臣とハッサン首相兼国防大臣は、部隊間の交流を含む日・ヨルダンの防衛協力・交流を一層促進していくことで一致するとともに、地域情勢について意見交換を行い、地域の平和と安定のため、防衛当局間の緊密なコミュニケーションの重要性について一致した。また、両者は、日ヨルダン外務・防衛当局間の協議を実施し、更なる防衛協力の方向性等について議論することで合意した。
(以上)
◎下の[次の記事][前の記事]ボタンで、日本の防衛に関するニュース記事を次々にご覧いただけます。
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 日本の防衛にも成層圏ガス気球を 北海道の企業が展示:防衛装備庁シンポジウム レポート④
- 《レポート》海自の新型艦艇 哨戒艦「さくら」「たちばな」が進水、年度内就役へ(11月13日)
- アデン湾海賊対処のP-3C哨戒機 令和7年10月の活動状況
- 防衛装備庁が次期戦闘機に搭載する誘導武器に関する情報提供企業を募集(11月13日)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 島嶼防衛用新型対艦ミサイルの研究は1回目の試射が終了:防衛装備庁シンポジウム レポート②
- 陸海空自衛隊、令和7年9月における逮捕・送致の実績を公開(11月17日)
- 《ニュース解説》消えた弾丸の捜索──自衛隊の「訓練できない日々」
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 人事発令 11月9日・10日付け、1佐職人事(空自9名、陸自2名)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 島嶼防衛用新型対艦ミサイルの研究は1回目の試射が終了:防衛装備庁シンポジウム レポート②
- 国連の野外衛生救護補助員コースに11月24日から陸上自衛官1名を派遣予定(11月12日)
- 防衛装備庁が次期戦闘機に搭載する誘導武器に関する情報提供企業を募集(11月13日)
- 陸自UH-1J多用途ヘリにレーザー照射 徳島県住宅地上空で発生 乗員・航空機に被害なし・警察に通報(11月11日)
- 海自、フィジー 海軍と共同訓練を実施(11月3~7日)
- 日本の防衛にも成層圏ガス気球を 北海道の企業が展示:防衛装備庁シンポジウム レポート④
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 人事発令 11月9日・10日付け、1佐職人事(空自9名、陸自2名)
- 人事発令 10月30日付け、1佐職人事(空自4名)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 人事発令 11月5日付け、1佐人事(海自1名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 人事発令 10月21日付け、指定職・書記官人事
- 島嶼防衛用新型対艦ミサイルの研究は1回目の試射が終了:防衛装備庁シンポジウム レポート②
- 国連の野外衛生救護補助員コースに11月24日から陸上自衛官1名を派遣予定(11月12日)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)

