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防衛装備庁 技術シンポジウム2024が開催(11月12、13日)

  • 日本の防衛

2024-11-13 15:01

 令和6(2024)年11月12日(火)から13日(水)にかけて、東京・市ヶ谷で、防衛装備庁による「技術シンポジウム2024」が開催されている。

技術シンポジウム2024 受け付け所の様子 写真:編集部(以下すべて)

 防衛装備庁が年次開催する技術シンポジウムは、防衛装備庁の各研究所や外部の関連組織が、その取り組みや研究・開発について発表するイベントだ。

 ホテル グランドヒル市ヶ谷の2階と3階が会場となっており、大広間で講演や研究発表などのオーラルセッション、4つの広間で各装備研究所などによる資料等の展示・説明が行われている。
 事前に見学または取材の申請をしないと入場できないが、オーラルセッションは本イベントの特設ページでライブ配信もされている。

 今回のプログラムは、以下の通りだ。

出展:防衛装備庁 技術シンポジウム2024 パンフレット
出展:防衛装備庁 技術シンポジウム2024 パンフレット

 オーラルセッションでは、初日に防衛装備庁の新しい2つの研究所(防衛イノベーション科学技術研究所と新世代装備研究所。ともに今年10月1日開所)について、その目指すところや取り組みが紹介されたのが印象的だった。会期終了後に上記のライブ配信が編集・公開されるので、Jディフェンスニュースでも後日ご案内する。

 展示では、防衛装備庁の各装備開発官および陸上・艦艇・航空・新世代装備研究所から32件、防衛大学校、研究所、企業などから12件の展示がある。説明パネルと模型、実物が展示され、研究に携わる説明員に質問すれば熱心に解説してもらえる。

 今回は、陸・海・空を象徴する航空機、艦艇、装甲車、銃火器などの装備品よりも、ドローン、AI、電磁波(レーザー、電磁パルス、可視光など)、レールガン、極超音速兵器などに関連する発表が多くを占めていた。時代の先端がその方面にも広がっていることが感じられた。

潜水型ドローンにとって航行の妨げになる漁網などを探知する機能を持った小型ドローン(艦艇装備研究所 P-16)
航空戦闘へのAI適用の研究で使用している、AIパイロットとの空中戦を体験できる装置(航空装備研究所 P-29)
実証試験においてレーザー兵器で焼かれ、撃墜されたマルチコプター・ドローン(新世代装備研究所 P-25)
弾道ミサイルよりも対処が困難な、極超音速兵器に対応するための迎撃ミサイルのコンセプト(航空装備研究所 P-27)
PCのケーブルやディスプレイから漏れる電磁波から情報を読み取るセンサー(ローデ・シュワルツ・ジャパン P-19)
強力な電磁パルスを撃ち放って、目標の電子装備を狂わせる装置のモデル(陸上装備研究所 P-9)

下記の展示については、別途記事を設けました。リンク先に飛んでご一読ください。
新しい紹介記事を公開したら、随時、更新していきます。

(以上)

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