石破総理大臣、スウェーデン王国首相との首脳会談およびワーキング・ディナーを実施(12月4日)
- 日本の防衛
2024-12-6 11:00
外務省は令和6(2024)年12月4日(水)、同日に行われた石破茂(いしば・しげる)内閣総理大臣とウルフ・クリステション・スウェーデン王国首相の首脳会談およびワーキング・ディナーについて報道発表した。
外務省から発表された内容は以下のとおり。
日・スウェーデン首脳会談及びワーキング・ディナー
12月4日、午後6時15分から約20分間、石破茂内閣総理大臣は、訪日中のウルフ・クリステション・スウェーデン王国首相(H.E. Mr. Ulf KRISTERSSON, Prime Minister of the Kingdom of Sweden)と会談を行うとともに、引き続き、午後6時40分から約60分間、ワーキング・ディナーを行ったところ、概要は以下のとおりです。
また、両首脳は、日本国政府とスウェーデン王国政府との間の戦略的パートナーシップに関する共同声明を発出しました。
冒頭発言
冒頭、石破総理大臣から、クリステション首相の訪日と日・スウェーデン関係を戦略的パートナーシップに格上げできることを歓迎し、スウェーデンのNATO加盟を踏まえた安全保障面での協力や、グリーン移行、デジタル、ライフサイエンス分野を始めとする経済面での協力を着実に積み重ねていきたい旨述べました。
これに対し、クリステション首相は、日本とスウェーデンの間には長きにわたる友好関係があり、本日の会談を機に二国間関係を一層発展させていきたい旨述べ、日・スウェーデン関係を戦略的パートナーシップに格上げすることを歓迎しました。
二国間関係
(1)両首脳は、幅広い分野で両国間の協力関係が深化していることを高く評価し、エネルギー及びイノベーションに関する協力覚書が署名されたことを歓迎するとともに、特に原子力分野での今後の協力に対する期待を表明しました。
(2)石破総理大臣から、安全保障分野での協力について、スウェーデンのNATO正式加盟を歓迎しました。また、両首脳は、防衛装備品・技術移転協定を踏まえ、両国間で防衛装備・技術協力を具体化していくことを確認しました。
地域情勢
(1)両首脳は、ウクライナ情勢について議論した上で、ウクライナ侵略において、北朝鮮によるロシアへの兵士派遣及び戦闘参加を含む露朝軍事協力が進展していることへの深い懸念を共有しました。その上で、両首脳は、欧州・大西洋とインド太平洋の安全保障が益々不可分となる中、引き続き、連携して取り組んでいくことで一致しました。
(2)両首脳は、北朝鮮への対応を始めとする東アジア情勢についても議論し、日・スウェーデン間でも引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
(参考)別添
- 日本国政府とスウェーデン王国政府との間の戦略的パートナーシップに関する共同声明(和文仮訳(PDF))
- https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100763852.pdf
(以上)
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- 防衛省が統合作戦司令部の1名の懲戒処分を発表 秘密文書の持ち出しなど(10月3日)
- 《特集》トヨタ・ランクルが自衛隊の装甲車に? 陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 自衛隊統合演習、10月20日から全国規模で実施へ 日米豪も参加
- 《ニュース解説》陸自の新型装輪装甲車「AMV XP」を知る
- 人事発令 8月1日付け、1佐職人事(陸自191名、海自56名、空自34名)
- 海自が令和7年度実動演習を10月20日~31日に実施予定 米・豪・加・仏などと連携強化
- 防衛省報道官が記者会見 アメリカ「国防総省」は「戦争省」に(10月3日)
- 陸上自衛隊が無人車両「テミス」「ミッションマスターSP」を試験導入、性能など検証中
- 《特集》トヨタ・ランクルが自衛隊の装甲車に? 陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開
- 《ニュース解説》陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開 本命は国産SUV?
- 《ニュース解説》陸自の新型装輪装甲車「AMV XP」を知る
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 《レポート》日米防衛産業のマッチングイベント「第4回インダストリーデー」(9月24日、25日)
- 防衛省が情報本部の4名の懲戒処分を発表 免許証偽造や特定秘密の取り扱いなどで(9月29日)
- 人事発令 10月1日付け、1佐人事(陸自11名、空自6名)
- 《特集》5つの艦種で構成される海自の主力艦 基礎から分かる「護衛艦」概論
- 人事発令 8月1日付け、1佐職人事(陸自191名、海自56名、空自34名)
- 《特集》「世界陸上2025」で東京上空を飛ぶブルーインパルス どこで見る? どこで撮る?
- 「世界陸上2025」開幕日のブルーインパルス首都上空飛行 時間とルートを発表
- 《特集》トヨタ・ランクルが自衛隊の装甲車に? 陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開
- 《ニュース解説》陸自の新型装輪装甲車「AMV XP」を知る
- 《レポート》それは“動く英国大使館” ──空母「プリンス・オブ・ウェールズ」の東京寄港
- 《ニュース解説》陸自・軽装甲機動車の後継をめぐる新たな展開 本命は国産SUV?
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 陸自「装輪装甲車(人員輸送型)AMV」量産初号機が出荷 今年度から部隊配備へ
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 《ニュース解説》国産スタンド・オフ・ミサイルの配備早まる