中谷防衛大臣が記者会見 日米首脳会談への期待や自衛隊の大雪等への防災について(2月4日)
- 日本の防衛
2025-2-6 09:30
令和7(2025)年2月4日(火)08時40分~08時44分、中谷元(なかたに・げん)防衛大臣は、参議院 本会議場議員食堂前で閣議後会見を行った。
内容は、以下のとおり。
発表事項
ウクライナへの自衛隊車両の追加提供について
大臣 :防衛省・自衛隊は、ウクライナ政府からの要請を踏まえまして、昨年6月までに、ウクライナに対して、自衛隊車両計101台を提供してきました。これに加えまして、昨年10月、NATO国防相会合に出席した際に、私からウクライナのウメロフ国防大臣に対しまして、自衛隊車両を追加提供する旨をお伝えしたところでございます。その後、提供可能な車種、台数等について検討をしまして、この度、1/2tトラック及び高機動車30台程度を追加提供することといたしました。この追加提供の第1便といたしまして、1/2tトラック計6台について、一昨日、2月2日、ウクライナに向けて発送をいたしました。防衛省が提供する自衛隊車両は、ウクライナ及びNATO諸国からも歓迎をされておりまして、ウクライナの役に立つということを願っております。
質疑応答
日米首脳会談で期待する成果について
記者 :日米首脳会談が週内にも行われる予定です。先日の日米防衛相会談では、沖縄県尖閣諸島への日米安保条約5条の適用を確認しましたが、安全保障面で、日米間で一致したい点など首脳会談に期待する成果について教えてください。
大臣 :期待する成果につきましては、石破総理とトランプ大統領との間の最初の対面であります。そして、日米首脳会談となりますので、まずは率直な意見交換、これを通じまして個人的関係を構築をするということ、そして、厳しさを増すインド太平洋地域の安全保障環境について認識を共有をするということ、そして、日本の防衛と「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて日米両国で一層協力をしていくことを確認をして、日米同盟、これを更なる高みに引き上げる機会となるということを期待しております。
自衛隊の大雪等への防災について
記者 :気象庁と国交省は、昨日大雪に関するですね、緊急発表を行いました。今回、大雪が長期間に続くというふうな見立てもありますけれども、防災、特に事前防災に向けてですね、防衛省・自衛隊、どのように備えてらっしゃるのか。また、大臣から指示を出していらっしゃれば、それについてもあわせてお聞かせください。
大臣 :本日から、北日本から西日本にかけて日本海側を中心に大雪の予報となっております。昨日、政府は、関係省庁災害警戒会議、これを開催をしまして、関係省庁、そして、自治体、また、関係機関が緊密に連携して対応することを確認をいたしました。私からは、平素から災害対応に万全を期すように指示をしておりまして、これを受けて、所要の部隊が情報収集態勢を強化をし、そして現在、情報収集活動を実施をしております。また、今般の大雪について、災害が生じた場合に備え、人命救助等に迅速に対応できますように、初動対処部隊(ファスト・フォース)、これを迅速に展開できるように、24時間態勢で待機をさせております。防衛省・自衛隊としましては、今後の気象状況を注視をしつつ、関係省庁とも連携をしまして、災害対応に万全を期してまいりたいと考えてます。
(以上)
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