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横田飛行場の有機フッ素化合物(PFAS)を含む残水処理 浄化後の水サンプルの分析結果を発表 暫定目標値を下回る(5月30日)

  • 日本の防衛

2025-6-3 10:30

 防衛省は令和7(2025)年5月30日(金)11時00分、横田飛行場(東京都福生市)の貯水池及び消火訓練施設における残水処理に関し、浄化後の水サンプルの分析結果について以下のように発表した。
 防衛省、東京都及び在日米軍のすべての水サンプルにおいて、有害性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)であるPFOS及びPFOA濃度の合算値が暫定目標値を大幅に下回る結果となっている。

横田飛行場の貯水池及び消火訓練施設における浄化後の水サンプルの分析結果について

1. 横田飛行場の貯水池及び消火訓練施設における残水に関し、粒状活性炭フィルターによる浄化後のPFOS及びPFOAの濃度を確認するため、令和7年5月14日、環境補足協定に基づき、国及び関係自治体が横田飛行場に立ち入りサンプル採取を行ったところ、今般、分析結果が判明しましたので、下記のとおりお知らせします。

2. 分析の結果、防衛省、東京都及び在日米軍の全てのサンプルにおいて、浄化後の水に含まれるPFOS及びPFOAの濃度の合算値が1リットル当たり50ng(ナノグラム)(※) を大幅に下回ることが確認されたため、米側の準備が整い次第、浄化後の水は、順次、雨水排水路に放流される予定です。

 人が一生涯にわたって摂取し続けても健康に悪影響が生じないと考えられる水準を基に設定された、公共用水域・地下水における指針値(暫定)及び水道水における暫定目標値に共通の値。水道水については、令和8年4月以降、基準値となる予定。

1 分析結果(令和7年5月14日採水)

PFOSPFOA
防衛省2ng/L 未満2ng/L 未満
東京都2ng/L 未満2ng/L 未満
在日米軍4ng/L2ng/L 未満

2 採水場所

写真:防衛省

(以上)

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