中谷防衛大臣が記者会見 中東の在外邦人等のC-2による輸送準備について回答(6月19日)
- 日本の防衛
2025-6-23 10:00
令和7(2025)年6月19日(木)10時47分~10時53分、中谷 元(なかたに・げん)防衛大臣は、防衛省A棟1階エントランスで中東地域の情勢を受けた在外邦人等の輸送準備に係る臨時記者会見を行った。
内容は、以下の通り。
大臣からの発表事項
私から、報告があります。イスラエルとイランの間では、現在も攻撃の応酬が続いており、中東情勢は緊迫の度合いを深めております。防衛省・自衛隊におきましては、在外邦人の安全確保の観点も踏まえまして、情報収集等に全力で取り組んできたところであります。
こうした中、現下の中東情勢に鑑みまして、本日9時30分、外務大臣から私に対して、邦人等の輸送に必要となる準備開始の依頼がありました。これを受けまして、必要な場合に速やかに邦人等の輸送が行われるよう、先ほど10時25分、私から統合作戦司令官に対して、自衛隊の輸送機及び所要の要員をジブチ共和国まで移動させることを命じました。今後、調整が整い次第、できるだけ速やかに、航空自衛隊のC-2輸送機2機、これを本邦からジブチ共和国に向けて出発をさせる予定であります。
海外にいます日本国民の安全確保は、国の重要な責務であります。防衛省・自衛隊としては、高い緊張感をもちまして、外務省を始めとする関係省庁とも緊密に連携をし、在外邦人の安全確保に全力を挙げてまいります。この後、事務方からですね、細部についてはお話をさせていただきます。
記者との質疑応答
出発予定基地と派遣人員について
記者 :
派遣なんですが、具体的に何日にどこの基地から出発させる予定なのかと、それからこれに伴って派遣される隊員の人数は何名になりますでしょうか。
大臣 :
ジブチ共和国に移動させる人数については、約120名でございます。なお、先遣隊につきましては、本日未明、約10名、出発をいたしております。これ以上の細目等につきましては、自衛隊の運用に関することでもありますので、あくまでも現在、輸送の可能性に備えた準備行為を行っている段階でありますので、今後のオペレーションにつきましては、予断を与えるような答えはできませんので、現時点においては、今申し上げたのが内容でございます。
現地からの退避希望者数、その輸送オペレーションについて
記者 :
大臣の方で把握されてる、現地から退避を希望されている方の人数という情報ありますでしょうか。
大臣 :
外務省に確認をいたしましたが、現在残っている邦人は、イランに約280名、そしてイスラエルには約1,000名と聞いております。この中で希望があるということにつきましては、まだ連絡きておりません。
記者 :
退避の対象となる邦人は、イスラエル、イラン両国を想定されていらっしゃるのか、あるいは主にイランなど、どちらか一方を想定されているんでしょうか。また、実際オペレーションに移るとき、イラン、イスラエル両国に入って輸送機で輸送するのか、あるいは陸路を使って隣国まで運んでC-2で輸送するのか、といったところを教えてください。
大臣 :
外務省から依頼がありましたのは、邦人等をですね、輸送してほしいということでありますので、邦人等を安全に輸送させるためには、自衛隊機の活用を含めてですね、様々なオプションがございます。在外邦人の安全確保に万全を期す必要がありますので、様々なオプションを考えているということです。現下の中東情勢を踏まえますと、取り得る対応には幅を持ってですね、検討しているところでありまして、現時点においては、あくまでも輸送に向けた準備行為を行っているという段階でありますので、これ以上の今後のオペレーションにつきましては、現時点で予断を持ってお答えすることは控えたいと思っております。
記者 :
自衛隊機の戦闘地域への派遣とはならないのか、ということについてお伺いしたいんですけれども。
大臣 :
現在、どのようなことができるかということで、あらゆるオプションをもちまして対応をいたしておりますが、根拠はですね、自衛隊法の84条の4の輸送でございます。これは、外務省から依頼が行われた上で、当該輸送において予想される危険を避けるための方策を講じることができるかについて協議を行うということでございます。
(以上)
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