北朝鮮による弾道ミサイル発射事案について小泉防衛大臣、宮﨑防衛副大臣が臨時記者会見(4月19日)
- 日本の防衛
2026-4-22 10:28
令和8(2026)年4月19日(日)、当日早朝の北朝鮮による弾道ミサイル発射事案を受けて、小泉進次郎(こいずみ・しんじろう)防衛大臣と宮﨑政久(みやざき・まさひさ)防衛副大臣がそれぞれ臨時の記者会見を行った。
小泉防衛大臣は訪問中のオーストラリア・メルボルン空港で08時08分~08時10分(現地時間)に、宮﨑防衛副大臣は防衛省A棟1階エントランスで09時25分~09時29分に会見を行った。
各大臣からの発表事項と記者との質疑応答は以下のとおり。
小泉防衛大臣臨時記者会見
防衛大臣からの発表事項
日本時間の本日6時台に北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが複数発射されました。既に落下しており、落下場所は、我が国EEZ外です。更なる詳細については現在分析中であります。
総理からは、情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して迅速・的確な情報提供を行うこと。航空機、船舶等の安全確認を徹底すること。不測の事態に備え、万全の態勢をとること。以上の指示がありました。
これを受けて、私から秘書官を通じて、アメリカ、韓国等と緊密に連携しつつ、情報収集・分析に全力を挙げること。不測の事態の発生に備え、引き続き警戒監視に万全を期すこと。以上の指示を出したところです。東京では、今副大臣の下、しっかりと対応しているところであります。
防衛省としても、関連情報の収集と分析に努め、緊張感をもって警戒監視等の対応に万全を期しているところです。
(記者との質疑応答はなし)
宮﨑防衛副大臣臨時記者会見
防衛副大臣からの発表事項
本日6時台、北朝鮮東岸付近から北朝鮮が複数の弾道ミサイルを発射いたしました。その詳細につきましては、現在、日米韓で緊密に連携をして分析中でありますが、発射された弾道ミサイルは、朝鮮半島東岸付近に落下したと推定され、我が国の領域や排他的経済水域(EEZ)への飛来は確認されておりません。現時点において、付近を航行する航空機、船舶の被害報告などの情報は確認されておりません。
総理には、本件について直ちに報告を行い、情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対し、迅速・的確な情報提供を行うこと。航空機、船舶等の安全確認を徹底すること。不測の事態に備えて万全の態勢をとること。以上の3点について指示がございました。
防衛省においては、防衛大臣が、総理指示を受けて、アメリカ、韓国などと緊密に連携しつつ、情報収集・分析に全力を挙げること。不測の事態の発生に備え、引き続き、警戒監視に万全を期すことの2点について指示を出しました。その後、私の下で関係幹部会議を開催するなどして対応に万全を期しているところであります。
これまでの弾道ミサイルなどの度重なる発射を含め、一連の北朝鮮の行動は、我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものであります。またこのような弾道ミサイルの発射は関連する安保理決議に違反しており、国民の安全に関わる重大な問題です。今回の発射につきましては、我が国としては、北朝鮮に対し、北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議をし、強く非難をしたところであります。
防衛省としましては、国民の生命財産を守り抜くため、引き続き、アメリカや韓国などとも緊密に連携をして、情報の収集・分析、警戒監視に全力を挙げてまいります。
記者との質疑応答
記者 :
発射されたミサイルなのですけれども、最高高度ですとか、あと飛距離について分かることがあれば教えてください。
副大臣 :
詳細につきましては現状分析中であります。
記者 :
ミサイルについて、落下報が出なかったことについては、どのようにお答えいただけますでしょうか。
副大臣 :
どのように国民の皆様にお伝えするかということにつきましては、あの事案の内容などを含めて総合的に判断をして、適切にお伝えをしているという状況であります。
本件について言いますと、総理もすぐ情報発信をされている。そして小泉大臣もオーストラリアの方で会見をしている、その中で先ほど御説明したような形で、朝鮮半島東岸付近に落下をしたと推定されたというような形での言及もあるということもございまして、総合的に判断して、今こういう形で皆様にお伝えしていると、このように理解していただければと。
記者 :
先ほど北朝鮮の東部から打たれたというふうに発表いただきましたけれども、韓国軍の発表ではですね、東部の咸鏡南道の新浦から打たれたと情報が出ています。これ潜水艦の拠点がある地域とされていますけれども、今回のミサイルが潜水艦から打たれたものなのか、あるいは陸上から打たれたものなのか、何か分かっていることがあれば教えてください。
副大臣 :
この点は、日米韓緊密に連携をして、今分析中でございます。
(以上)
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