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沖縄県うるま市の陸自訓練場、大臣が整備計画の取りやめを指示

  • 防衛省関連

2024-4-11 18:48

 防衛省は令和6(2024)年4月11日、沖縄県うるま市における陸上自衛隊訓練場の整備計画について以下のように公表した。

1 事実関係

 うるま市石川のゴルフ場跡地における訓練場の整備計画については、防衛力整備計画に基づき、令和9(2027)年度までに、陸上自衛隊第15旅団を師団に改編する計画であり、これに伴って、沖縄本島において追加的に発生する訓練や物資集積等の所要を満たすことが必要となるため、昨年(令和5年)12月から、地元に対する説明を行ってきた。

 本年2月、防衛大臣が沖縄本島を訪問し、当該候補地を上空から視察するとともに、うるま市長や自民党沖縄県連からいただいた要請を重く受け止め、住民生活との関係を重視するとの観点から、取得後の土地の利用のあり方について検討するよう、大臣が事務方に指示を行った。

 これまでの間、省内で検討を進めてきたが、大臣が、様々な地元の意見を聴取し、特に、本日の中村・うるま市長と島袋・自民党沖縄県連幹事長から重ねての要請を受けた結果、現在の候補地では、住民生活と調和しながら、訓練所要等を十分に満たすことは不可能であると判断した。

2 今後の対応(大臣の指示)

 うるま市における訓練場の整備計画を取りやめること。防衛省として、まずは、うるま市をはじめとする地元の皆様にお詫びを申し上げる。この決定について、事務方を通じて、うるま市等に速やかに伝達すること。

 今後は、陸自第15旅団の師団化に伴う訓練等のあり方について、幅広い視点から再検討を行うこと。再検討においては、省内でしっかり連携を図り、周囲の生活環境を含めた地元の状況をしっかりときめ細かく把握・分析した上で作業を進めていくこと。

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