岸田首相、ゼレンスキー大統領と首脳会談(6月13日・G7サミット)
- 防衛省関連
2024-6-14 17:06
G7プーリア・サミット出席のためイタリア訪問中の岸田文雄(きしだ・ふみお)内閣総理大臣は、令和6(2024)年6月13日16時55分(現地時間)から約30分間、ヴォロディミール・ゼレンスキー ウクライナ大統領と首脳会談を行った。
また、首脳会談の機会に両首脳は、昨年のNATO首脳会合の際に発表した「ウクライナ支援に関する共同宣言」に基づくウクライナとの間の二国間文書「日本国政府とウクライナとの間のウクライナへの支援及び協力に関するアコード」に署名も行っている。
外務省が6月13日に発表した首脳会談の概要は以下の通り。
日・ウクライナ首脳会談
1 岸田総理大臣は、日本との二国間文書の署名により、ウクライナの問題が欧州だけではなく、国際社会全体の問題であることを改めて示すことになると述べた。
2 岸田総理大臣から、日本は困難に立ち向かうウクライナを支援するために、(1)喫緊の資金需要を満たすための財政支援、(2)切迫する電力需要に対応するための電力分野での追加支援、(3)日本製の大型地雷除去機等の地雷対策分野での支援といった新たな取組をしっかりと行っていく旨を述べた。さらに、ウクライナにおける地雷対策に関する国際会合を、来年、日本が主催する考えをゼレンスキー大統領に伝えた。
3 岸田総理大臣から、ウクライナの復旧・復興のための支援を強化するとした上で、今週のベルリンでの復興会議においても23本の文書が署名されたことに言及。国際連合工業開発機関(UNIDO)を通じた実証支援など官民一体となった取組を今後も進めたい旨述べた。
4 これに対し、ゼレンスキー大統領は、二国間文書の署名を歓迎するとともに、日本のこれまでの支援及び岸田総理から言及のあった財政支援、電力支援、地雷支援に対して深い謝意を表した。また、来年日本で開催するウクライナにおける地雷対策に関する国際会合に最大限協力したい旨を述べた。
5 また、岸田総理大臣は、6月15日から16日にスイスにおいて開催される「ウクライナの平和に関するサミット」の成功への期待について言及したのに対し、同大統領は、岸田総理大臣の同サミットへの出席と貢献に対して謝意を表した。
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- レールガン研究は民生技術の活用へ──技術シンポジウム2024
- 米海軍空母「ジョージ・ワシントン」は11月22日に横須賀入港の予定
- 将来の海で活躍する大型UUV(水中無人機)──技術シンポジウム2024
- 人事発令 8月1日付け、1佐職人事(陸自191名、海自56名、空自34名)
- 次世代レーダーSPY-6(V)を学ぶ──第3回 生産参画と日本防衛産業の広がり