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吉田統合幕僚長がインドを公式訪問。国防参謀長との会談や日米印豪共同訓練の視察を実施(10月8日~11日)

  • 日本の防衛

2024-10-18 10:40

 防衛省 陸上幕僚監部は令和6(2024)年10月15日(火)、吉田圭秀(よしだ・よしひで)統合幕僚長が10月8日から11日にかけて行ったインドの公式訪問の詳細を発表した。発表内容の全文と公開された写真は下記の通り。

吉田統合幕僚長、インドを公式訪問

 10月8日から11日の間、吉田統合幕僚長はインドを公式訪問し、国防参謀長 チョーハン陸軍大将と会談するとともに、日米印豪共同訓練「マラバール2024」の視察を行いました。

 会談の中で、吉田統合幕僚長は、本年9月に実施された日印「2+2」や日印防衛相会談などの、政治レベルで進展した二国間関係の強化に連動する形で、各軍種間において進展してきた日印防衛協力が、軍事レベルの関係強化に寄与してきたことに言及しました。また、今後の日印防衛協力の方向性について、統合のレベルで戦略的な観点から議論し、認識の一致を図りました。その上で、両者は、真の友情に基づく特別な日印関係をより一層発展させ、これを中核とした多国間防衛協力を模索していくことで一致しました。

 また、吉田統合幕僚長は、日米印豪共同訓練「マラバール2024」を視察し、4か国防衛協力の深化を確認するとともに、マラバールに参加しているインド太平洋方面派遣(IPD)第二水上部隊護衛艦「ありあけ」の隊員を激励し、4か国防衛協力の更なる発展に期待を寄せました。

 インドは、世界第1位の人口と高い経済成長や潜在的経済力を背景に影響力を増しており、我が国と中東、アフリカを結ぶシーレーン上のほぼ中央に位置しています。そのため、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指している我が国にとって、極めて重要な国です。

 また、インドと我が国は、基本的価値を共有するとともに、インド太平洋地域及び世界の平和と安定、繁栄に共通の利益を有しており、特別戦略的グローバル・パートナーシップを構築しています。

 両国はこれまでも、陸軍種間の対テロ実動訓練「ダルマ・ガーディアン」(2024年2月~3月)、海軍種間の日米印豪共同訓練「マラバール2024」(2024年10月) 、空軍種間の多国間共同訓練「タラン・シャクティ24」(2024年8月~9月)等、全ての軍種において防衛協力を継続してきました。

 共にインド太平洋地域の国家である日印による一層緊密な連携は、同地域の安全保障上の課題のみならず、法の支配に基づく国際秩序の維持に直結することから、国際社会全体の利益に繋がる意義を有します。

写真:統合幕僚監部
写真:統合幕僚監部
写真:統合幕僚監部
写真:統合幕僚監部

(以上)

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