防衛省報道官、陸自オスプレイの与那国駐屯地での航空事故について回答(10月29日)
- 日本の防衛
2024-11-1 09:10
令和6(2024)年10月29日(火)16時01分~16時07分、安居院公仁(あぐいん・きみひと)報道官は、防衛省A棟10階会見室において報道官会見を行った。
報道官からの発表事項はなく、記者からの質問に回答した。
内容は、以下のとおり。
記者との質疑応答
記者 :陸上自衛隊オスプレイの与那国駐屯地での航空事故についてお尋ねします。10月27日にですね、中谷防衛大臣に対して、この事故については、いつ、どのようなかたちで報告を上げられたのでしょうか。教えてください。また、その報告はですね、「航空事故調査及び報告等に関する訓令」に基づき、航空事故速報という形で実施されたのかどうかも含めて教えていただけますでしょうか。
報道官 :大臣にどういう形で報告されたのかということでございますが、事故の発生、これは10月27日でございます。この事故の発生を受けまして、秘書官を通じて、速やかに防衛大臣に一報し、その後も進捗を受けまして、随時報告しているということでございます。これらの報告につきましては、御指摘の訓令上の報告としても行われたものでございます。
記者 :航空事故速報として報告されたということでございましたらですね、訓令を踏まえますとですね、航空事故速報の中には、推定される事故の原因という項目も挙がっています。そのあたりはどのように大臣に報告されているのでしょうか。
報道官 :いずれにいたしましても、秘書官を通じて速やかに防衛大臣に一報しておりまして、その後の進捗状況を受けて、随時報告してございます。先ほどから、お伝えしていますように、このような報告については御指摘の訓令上の報告としても行われたものというふうに思っております。
記者 :大臣に第一報を報告された時間を教えてください。
報道官 :具体的な時間につきましてですが、指揮系統を通じて報告されたというふうに承知をしております。
記者 :時間は記録をされていないんですか。
報道官 :時間につきましては、事故発生後でございますけれども、電話等により大臣に一報ということでございます。
記者 :発生からは、だいたい例えば何時間後とか、大まかな時間でも結構です。
報道官 :いずれにしましてもですね、秘書官を通じて速やかに防衛大臣に一報しているということでございます。
記者 :速やかにというのは、幅があると思うんですが。
報道官 :繰り返しになって申し訳ございませんが、秘書官を通じて速やかに防衛大臣に一報したということでございます。
記者 :逆に言うと、大臣に第一報を入れた時間を公表できないと言っているようなものですよね。
報道官 :公表も含めましてですね、進捗、その度に速やかに防衛大臣に一報をいたしまして、その後の進捗状況を受けて、随時報告をしているということでございます。
記者 :随時、御報告されたという、これは具体的には何度くらい報告を入れられているんですか。
報道官 :回数についてはすみません、私のところでは持ち合わせてございませんが、いずれにしても、速やかに防衛大臣には一報をして、その後の進捗を受けまして、随時報告をしているということでございます。
記者 :それは、後ほど何か明らかにしていただくことはできるんでしょうか。
報道官 :検討いたします。
記者 :もう一点、この訓令に関してお尋ねします。この訓令にはですね、航空事故の損害の程度の分類ですとか、あるいは事故の種別について、様々な分類項目が挙がってございますが、今回の航空事故については、損害の程度ですとか、事故の種別としては、どの項目に該当するというふうに現時点では認定され、あるいは判断されているのでしょうか。そのあたり明らかにできることがあれば教えてください。
報道官 :本件事故につきましては、御指摘の訓令における航空機の損壊の程度などにつきましては、現在調査中でございます。その時点で、まず確定的なことを申し上げることは困難でございますが、航空機の左翼下部が地面と接触いたしまして、機体の一部に損傷が発生しているという状況でございますので、そこで航空事故に該当すると判断はしております。
いずれにいたしましても、本件事故の詳細につきましては、現在、陸上幕僚監部に設置した事故調査委員会、こちらの方において調査を進めてございますので、早急な原因究明に努めてまいりたいというふうに思ってございます。
記者 :確認ですが、種別の方も同様に理解したらよろしいですか。
報道官 :おっしゃるとおりです。
(以上)
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