アデン湾海賊対処の水上部隊 令和6年10月の活動状況
- 日本の防衛
2024-11-19 10:10
防衛省 統合幕僚監部は令和6(2024)年11月15日(金)11時00分、海賊対処のために派遣されている水上部隊の令和6年10月の活動状況について以下のように公表した。
海賊対処のために派遣された水上部隊の活動状況について(令和6年10月)
直接護衛
(1)護衛回数 0回
(2)護衛隻数 0隻(海賊対処法に基づく護衛開始以来の累計 3,955隻、以下同)
【内訳】
○ 日本籍船 なし(累計26隻)
○ 我が国運航事業者が運航する外国籍船 0隻(累計 701隻)
(そのうち、日本人が乗船する外国籍船 0隻(累計 51隻))
○ その他の外国籍船 0隻(累計 3,228隻)
(そのうち、日本人が乗船する外国籍船 0隻(累計 31隻))
※なお、上記には、海上警備行動に基づく護衛(第1回~第41回)の実績は含まれていない。
ゾーンディフェンス
(1)実施日数 18日(累計 2,835日)
(2)確認した商船数 137隻(累計 34,450隻)
参考情報
海賊対処への取り組みとは、ソマリア・アデン湾における日本関係船舶を海賊行為から防護し、中東地域における同船舶の安全確保のために自衛隊が行う情報収集活動を指す。
派遣海賊対処行動水上部隊は、護衛艦による2つの方式で船舶の安全確保に努めている。
(1)エスコート方式:アデン湾を往復しながら日本関係船舶を直接護衛。
(2)ゾーンディフェンス方式:状況に応じて割り当てられたアデン湾内の特定区域で警戒活動を実施。
現在任務活動を行っている水上部隊は次のとおり。
○第48次派遣海賊対処行動水上部隊
出港:6月3日(月) 海上自衛隊 呉地区
隊員数:約200名(海上保安官8名が同乗)
派遣部隊名等:第4護衛隊 護衛艦「さみだれ」
指揮官:艦長 2等海佐 古賀直樹(こが・なおき)
○第49次派遣海賊対処行動水上部隊
出港:10月5日(土) 海上自衛隊 呉地区
隊員数:約200名(海上保安官8名が同乗)
派遣部隊名等:第1護衛隊 護衛艦「むらさめ」
指揮官:艦長 2等海佐 早川正紘(はやかわ・まさひろ)
なお、令和6(2024)年3月31日の時点で、自衛隊の護衛により4,076隻(海上警備行動に基づく護衛実績である121隻を含む)の船舶が海賊被害を受けることなく安全にアデン湾を通過している。
(以上)
◎下の[次の記事][前の記事]ボタンで、日本の防衛に関するニュース記事を次々にご覧いただけます。
Ranking読まれている記事
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 《レポート》海自の新型艦艇 哨戒艦「さくら」「たちばな」が進水、年度内就役へ(11月13日)
- 防衛装備庁が次期戦闘機に搭載する誘導武器に関する情報提供企業を募集(11月13日)
- 日豪加新4カ国が東シナ海で共同訓練 海自「まや」など参加し連携強化(11月14日)
- 日本の防衛にも成層圏ガス気球を 北海道の企業が展示:防衛装備庁シンポジウム レポート④
- アデン湾海賊対処のP-3C哨戒機 令和7年10月の活動状況
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 第216回臨時国会に、自衛官の俸給月額やボーナス引き上げについての法律案が提出
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 人事発令 11月9日・10日付け、1佐職人事(空自9名、陸自2名)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 防衛装備庁が次期戦闘機に搭載する誘導武器に関する情報提供企業を募集(11月13日)
- 国連の野外衛生救護補助員コースに11月24日から陸上自衛官1名を派遣予定(11月12日)
- 《レポート》海自の新型艦艇 哨戒艦「さくら」「たちばな」が進水、年度内就役へ(11月13日)
- 日本の防衛にも成層圏ガス気球を 北海道の企業が展示:防衛装備庁シンポジウム レポート④
- 海自、フィジー 海軍と共同訓練を実施(11月3~7日)
- 陸自UH-1J多用途ヘリにレーザー照射 徳島県住宅地上空で発生 乗員・航空機に被害なし・警察に通報(11月11日)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- レールガンの進捗状況を発表 極超音速兵器の撃墜めざす:防衛装備庁シンポジウム レポート③
- 人事発令 11月9日・10日付け、1佐職人事(空自9名、陸自2名)
- 人事発令 10月30日付け、1佐職人事(空自4名)
- 戦闘機と一緒に作戦行動する無人機、日本も作ってみた:防衛装備庁シンポジウム レポート①
- 人事発令 11月5日付け、1佐人事(海自1名)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、将補人事(陸自36名、海自11名、空自20名)
- 島嶼防衛用新型対艦ミサイルの研究は1回目の試射が終了:防衛装備庁シンポジウム レポート②
- 国連の野外衛生救護補助員コースに11月24日から陸上自衛官1名を派遣予定(11月12日)
- 人事発令 令和7年8月1日付け、1佐職人事(陸自196名、海自60名、空自62名)
- 防衛装備庁が次期戦闘機に搭載する誘導武器に関する情報提供企業を募集(11月13日)



