中国軍のJH-7戦闘爆撃機が空自のYS-11EB情報収集機に対して特異な接近(7月9日・10日)
- 日本の防衛
2025-7-14 10:55
防衛省は令和7(2025)年7月10日(木)21時00分、中国軍機による自衛隊機への特異な接近について以下のように公表した。
中国軍機による自衛隊機への特異な接近について
本年7月9日(水)10時50分頃から11時5分頃の約15分間、東シナ海上の公海上空において、警戒監視を行っていた航空自衛隊のYS-11EB情報収集機に対し、中国軍のJH-7戦闘爆撃機が接近する飛行を行い、この際、特異な接近(水平距離約30m、垂直距離約60m)を行う事案が発生した。
また、10日(木)10時頃から10時10分頃の約10分間にも、東シナ海上の公海上空において、警戒監視を行っていた航空自衛隊のYS-11EB情報収集機に対し、中国軍のJH-7戦闘爆撃機が接近する飛行を行い、この際、特異な接近(水平距離約60m、垂直距離約30m)を行う事案が発生した。
このような中国軍機の特異な接近は、偶発的な衝突を誘発する可能性があり、深刻な懸念を表明し、再発防止を厳重に申し入れた。
なお、自衛隊機及び隊員に被害はない。

(以上)
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